こんにちは、佐藤です。皆さんは「オモコロ」(株式会社バーグハンバーグバーグ)というウェブメディアをご存じだろうか? 「当然知っている」という人も多いと思う。いわば、当サイトにとってのライバルである。
そんなライバル会社に “挨拶” に行ったら、あらぬ誤解を招いたでござるよ!
・オモコロ兄さん!
オモコロは2005年10月に始まった「ゆるくて笑えるコンテンツに特化したウェブメディア」である。ライター陣の平均年齢は30代で、当サイトの編集部(平均40代)よりも10歳も若い。2009年から本格的に更新が始まった当サイトよりも先輩なのだ。
10歳も若いのに先輩! 芸人なら「オモコロ兄さん」と呼ばなければいけないじゃないか。しかもオモコロ兄さんの記事はどれも面白い!
私が好きな記事を挙げるとキリがないのだが、コンテンツとして秀逸だなと思うのは、2016年から続いているシリーズの「菓子盆選手権」だ。
どこの家庭でも目にするお菓子をお盆に盛った状況、それを予算も品目も自由な選手権にしてしまうところがすごい。誰でもできるし誰でもやりたくなる。もしも私が10代ならきっと「今日お前んちで菓子盆やろうぜ!」ってなってるはず。
可能なら1回くらい参戦して、審査員のダ・ヴィンチ・恐山さんに酷評を浴びせられたいとさえ思う。素晴らしい企画だ。
コレに限らず、その面白い発想はどこから生まれてくるのか? そしてどうやって企画を練り上げていくのか? その秘密が知りたい!! 顔芸だけで13年もライターをやってきてしまった私には、到底あんなに面白いことは思いつかない。絶対何かあるはずだ、それを知りたいッ! なんなら盗みたい!
・挨拶に来たで!
たしか以前、編集長の原宿さんにお会いした時に「いつでも遊びに来てください」って言ってたから、行くなら今でしょ! ってことでやってきた。オモコロ編集部のある株式会社バーグハンバーグバーグに。
建物入り口のインターホンを押して、
佐藤「ワシや。ロケニューの佐藤やで」
インターホン「……」
佐藤「いつでも来てっていうから、挨拶に来たがな」
インターホン「……」
佐藤「断らんのやったらOKやな、お邪魔するで」
ってことでエレベーターに乗った。
ウィーーーン、チン! 「4階、fourth floor」
佐藤「ここか、ヤツラのアジトは」
スタ……
スタ……
ピタ!
佐藤「ワシがロケニューの佐藤じゃーーッ!!」
佐藤「挨拶に来たで! 責任者出て来ーーーーーい!!!!」
佐藤「この扉の向こうに面白ネタの秘密が隠されとるんやな。開けんかい!」、ピンポーン!
ピンポーン! ピンポーン! ピンポンピンポンピンポーーーーーン!
ガチャ!
原宿「何ですか? 1回鳴らせばわかりますよ」
原宿「あ、佐藤さん。こんにちは。いつもロケットニュース、見てますよ」
佐藤「『いつでも来てください』って言ってたから、挨拶に来たで」
原宿「マジで来たの? ああ~……」
原宿「社交辞令を鵜呑みにしちゃうタイプか~、今日はダメなんですよねえ。ってか、普通は前もって連絡するでしょ? 大人なんだから~」
佐藤「せっかく手土産持ってきてやったのに」
原宿「じゃあ、せっかくですから、それだけもらっちゃいますね」
原宿「ほら、もっとこっち! 届くところに出して、ほら!」
原宿「よしよし、手を放せ。佐藤、手を放せ」
佐藤「いや、ちょいちょいちょい……」
原宿「じゃあまた何かありましたら。こちらで失礼しま~す」
原宿「暑い中、配達ご苦労さま~」
佐藤「……」
佐藤「ワシャ、フードデリバリーか!」
~~ 完!! ~~
というのは冗談です!
ちゃんと前もってご連絡して、オモコロ編集部に訪問しました! 原宿さんと加藤さんにいろいろ仕事についてお話を伺いましたよ!!
2022年5月、原宿さんにネタ作りや記事執筆に関して意見交換みたいなことをしたいとお伝えしていたのだが、タイミングが合わず2カ月が経過し、今回ようやく訪問に至った。お忙しいなか時間を割いて頂き、互いのメディアの仕事の進め方や企画の練り方、それぞれ印象に残っている記事の背景についてなど、いろいろとお話することができた。
普段は同業者(ウェブライター)に会う機会がほとんどなく、イベントで会っても挨拶するくらいしか交流がない。今回の訪問でいろいろ参考になり、大いに刺激を頂いた。可能なら一緒に何か面白いことができると良いなと、私は勝手に考えている。
とにかく原宿さん、茶番に付き合って頂き、ありがとうござます! これからもゆるくて笑えるコンテンツを楽しみにしています。私もくだらないことを真剣にやっていきたいと思います!