理科の実験でカエルの解剖やったことありますか?私はないです。
私はカエル好きなので、他の子ほど怯えはしなかっただろうが(と言ってもウシガエルを目の前にしてそんなこと言えたかどうかわからないが)、教科書でそのページを見て「いつかやるのか……」と恐れていたにもかかわらず、なぜか学校でその授業はなかったように記憶している。
解剖ってちょっとやってみたい。でも生物はなぁ。でもやってみたいなあ。というわけで、メスと手袋だけ買ってみた。あとは解剖対象だ。
※2006年6月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
とりあえず形から……でもよくわからない
ハンズで使い捨てメスと、医療用手袋を買ってみた。ハンズには本当に何でもある。ないのは「人を疑う心」とか「機械の体」とかそういうものだろうか。
で、何を解剖するかと言えば、カエルを取ってくる、わけにはいかないし、そうしたくもないので、加工食品くらいにおさえておこう。解剖の楽しみ(どんな楽しみか)も味わえそうだし。
というわけで「チーかま」「サラミ」という、奇しくも2大おつまみを選ぶこととなった。だって、解剖してみたいじゃないか、チーかまとサラミを。
サラミのアレが気になって
君は、サラミを食べるときの楽しみは何だい?私は噛み取ったあと、あの「白い脂肪」を爪で押し出すのが好きさ。
というわけで、あの「白い脂肪」を、メスで全部取り出してみたいと思う。
まずはメスで、皮をぴーっとはがします。けっこう面倒です。どこからどこまでが皮なのか、もう一体化しているので適当にやってみる。
趣味が悪い、と自分でも思うよ。
でも昔から、おやつを分解して食べるのが好きだった。今でもたまにやってみる。「コロンを中身のクリームだけにして、そのクリームの柱を10個ためて一気食い」とか、逆にクリームだけ抜いた殻をまとめて10個・・・とか。
解剖の結果、サラミについてわかったこと: ・皮がはがれにくい |
チーかまのアレの量が知りたい
次は「チーかま」、チーズかまぼこの「チーズ」の量を研究してみよう。
こいつはさすがに横にスキャニングしていたら大変なので、縦に切る。
こいつも元は魚だったので「魚の解剖」には違いないが、妙にくねくねして切りにくい魚だ。
そういえばこのチーズってなんだろう、と袋を見たら「プロセスチーズ」と書いてあって突き放された気分に。当世ならば「カマンベール入り!」とか媚びられてもおかしくない。さすがは5本で198円だ。
いや、けなしているわけではない。これはこれで好きなのだ。その好きなチーズだけをぜいたくに取り出してみました。しかもごろっと一つにまとめてみたのがこちら。
左隣に米粒を置いてみたのだがわかるだろうか。精巧な電子ハカリを持ってないので何グラムかわからないが、親指の先っちょくらいの体積だった。一気に食べたら、すごく甘じょっぱかった。
解剖の結果、チーかまについてわかったこと: ・品名は正しくは「ケーシング詰特種かまぼこ」 |
最後に。今回はもう一つ、ソフトキャンディ「すっぱぷっちょ」の解剖をしたかったのだが、キャンディなだけに、切るとき溶けはじめてべとべとになってしまい、解剖できませんでした。
次はウォーターカッターでも用意します。
こうやって細部を細かく見るのに「解剖」というテを使うのも、学究欲をそそって面白いかもしれません。