【ウソだろ】映画「ソー:ラブ&サンダー」を観たら開始2分で号泣したでござる

ロケットニュース24

2022年7月8日に公開される、映画『ソー:ラブ & サンダー』。本作は5月に公開された「ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス」に次ぐMCU作品第29弾にして、ソーとしては4作目のタイトルとなっている。

のっけからこんなことを申し上げるのは気が引けるが、ソーの1と2は歴代MCU作品の中でも「うーん、イマイチかな?」と評されることが多い作品。だがしかし、本作『ソー:ラブ & サンダー』はかなり良き! なにせ記者は、映画開始わずか2分で号泣してしまったのだから。

・やる気の出ないソー

「アベンジャーズ / エンドゲーム」でアイアンマンとキャプテン・アメリカが表舞台から姿を消し、アベンジャーズ創世記からメンバーは数少なくなった。「ソー」は「ハルク」と並ぶ “ビッグ4” の生き残りメンバーで、ズバ抜けた戦闘能力と存在感は放つ “雷神” である。

……が、ご承知の通り「アベンジャーズ / エンドゲーム」で激太りしたソーはあまりやる気が出ず、現在は “ガーディアンズ” と共に宇宙を放浪中。そのソーのやる気を強制的に取り戻させるのが、ナタリー・ポートマン演じる「ジェーン・フォスター」だ。

2011年公開の「マイティ・ソー」と2013年の「マイティ・ソー / ダーク・ワールド」では恋仲だった2人。結局は破局してしまったものの、特にソーはジェーンに未練タラタラ……のご様子だ。

・2人のソー

本作ではあることをきっかけにジェーンがムジョルニア(かつてソーの武器だったハンマー。姉のヘラに破壊されていた)を手にし、もう1人のソーへと変身を遂げる。つまり本作には “2人のソー” が登場するというワケだ。

基本的に『ソー:ラブ & サンダー』はバリバリのアクション映画なので、細かいことは考えなくてOK。加えてコメディとシリアスのバランスが絶妙な “王道系マーベル作品” と言っていい。

おそらくこのバランスの良さは「タイカ・ワイティティ監督」がもたらしているのだろう。というか、まさかマーベル作品に開始2分で号泣させられるとは思ってもみなかった。

ほとんどのマーベル作品には泣ける要素が何%かは配合されているもので、本作でも「どこかで来るな」とは思っていたが、まさかそれを頭でぶっ放す思い切りの良さと来たら……。娘が生まれたから特に涙腺がバカになっているにせよ、1本取られた気分である。

・クリスチャン・ベール参戦!

また、本作の悪役「ゴア」を演じたクリスチャン・ベールも非常に素晴らしかった。アメコミ映画の金字塔「ダークナイト」ではバットマンを演じていたクリスチャン・ベールであるが、マーベルでも、そして悪役でもその存在感は抜群だ。

戦闘能力自体はサノスやヘラに及ばないものの “強烈な狂気” は歴代屈指のヴィランではないだろうか? その狂気を裏付ける描写もかなり丁寧な仕事で好印象。ソーのキャラクターの性質上、本作はノリのいいアクション映画であるが、ただの雑な映画では無かった。

一括りに「マーベル映画」といっても、その内容は多岐にわたる。とはいえ『ソー:ラブ & サンダー』は直球であり王道、マーベル映画のど真ん中に近い作品ではないだろうか? おそらく本作をダメだというマーベルファンはいないことだろう。

要するに『ソー ラブ & サンダー』は深く考えずに楽しめるうえ、笑えてちょっぴり泣ける作品である。記者のように開始2分で涙してしまう可能性は非常に高いので、序盤からハンカチの準備をどうぞお忘れなく。

というわけで、マーベルファンなら当然として、マーベルファンじゃなくても『ソー ラブ & サンダー』は十分に楽しめる作品となっている。『ソー:ラブ & サンダー』は2022年7月8日公開だ。

参考リンク:ソー:ラブ&サンダー公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:(C)Marvel Studios 2022

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