もうプログラミングは必須言語になったんですね。
Macが市場に投入される前のApple llから、テクノロジーを教室に導入する取り組みをしてきたことはアップル好きな人は知るところかと思います。
先日の記事では、日本のGIGAスクール構想で、全国の学校・教室でiPadが活用されている様子をお伝えしました。こういう現場を見ると、学生のうちにiPad持ってたら…ネットがこれだけ普及していたら…人生変わっていたように思いますね。今の学生が羨ましい!(たられば男で失礼しました)
そんな教育環境が激変する中、アップルの教育·エンタープライズマーケティング担当副社長スーザン·プレスコットさんにお話を聞く機会をいただきました。
未来のスキルを作るためにアップルが掲げる4つの柱
教員・先生がよりよい教育をできるようにサポートすることがアップルの役割で、その教育を通じて学生が主体的に学んでいく環境が実現できると、スーザン·プレスコットさんは言います。
そして、未来のスキルを作っていくことが重要で、それをテクノロジーでサポートすることがアップルの役割であるとのこと。
たしかに、2022年現在では、社会人の学び直しによって新たなスキルを身につけるのが当たり前になってきていて、UdemyやMooc、はたまたYouTubeなど有料無料問わず、スマートフォン・タブレットでオンライン学習する環境が整ってきています。
この学習・教育環境が変わっていく中で、アップルとして将来の学び方には4つの柱があるといいます。
1. クリエイティビティ・創造性
プロジェクトベースの学びによって実現される
2.コラボレーション・協働
複数の人で複雑な問題解決のためにアイディアを出し合う
3.パーソナル
個別化された学びを実現する
4.コネクティッド つながり
オンライン学習によるバーチャルでありながら、地球全体で人々がつながる学び
これら4つの要素が将来・未来のスキルを獲得するために必要だといいます。
一人で独学を進めるのではなく、コミュニティに入って学びを進めていくことが重要なのだなと理解しましたが、みなさんはどう思われるでしょうか。
思い返せば、プログラミング学習を進める場合には、質問サイトにだいぶ助けられた記憶があります。自分が作りたいものを明確にし、どうしてもわからないことは世界中の人にオンラインで質問できるStack Overflowを利用する。Udemyであれば講師の人に質問する。
インターネット上で気軽に世界中の人に質問できる環境ってほんと恵まれてますよね。
プログラミングは子供の必須言語
アップルの副社長に質問ができる機会をいただいたので、プログラミング・コーディングに関することを伺いました。
──日本においてプログラミング学習の重要度は高まっています。世界の先進国・新興国の10代学生や社会人はどのような状況にありますか?
アップル スーザン・プレスコットさん:各国の市場において、成人がプログラミングを学ぶ機会は非常に増えてきています。
それは、趣味や楽しみの場合もあるし、プロフェッショナルな人材、どちらともモメンタム(勢い)として存在します。iOSを中心としたAppエコノミーが成長中の分野であり、雇用も増えており、今よりもコーディングできる人が増えていくことが重要だと思います。
新興国では、ブラジル・インドネシア・東ヨーロッパの国々では大人のプログラミングスキルを持った人が増加していますね。
プログラミング・コーディングは子供の必須言語として学ぶことが重要であるとアップルは考えています。誰もが大人になったときにプログラマーになるわけではありませんが、そういう意味ではなく、21世紀の必須スキル・言語として、プログラミングを身につけることで問題解決やコラボレーションがクリティカルにできるようになるからです。
非常に重要だと考えているのは、子供がプログラミングを怖がらないことです。ハードルが高いと感じるのは、先生方がプログラミングにナーバスになりがちなことです。プログラミングを学校で教えるのは非常に難しいもので、私が英語や理科の先生だった場合にプログラミングを教えるとなれば気が引けますしね。
すべての学校にプログラミングが入っていくのは時間がかかりますが、重要な取り組みだと思います。
この言葉から感じることは、大人になっても新たな学びは常に必要になったということです。Swift Playgroundsでプログラミングの学びを深めましょうかね。
Source: Apple