【.biz 】バッファロー、DFS障害回避機能搭載のWi-Fi 6ルーター ~Wi-Fi 6E対応製品も年内に投入

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WAPM-AX4R

 株式会社バッファローは、DFS障害回避機能を搭載した法人向けWi-Fi 6ルーター「WAPM-AX4R」を8月上旬より順次発売する。価格は5万4,780円の見込み。

 レーダー波を検知するための専用アンテナを搭載し、検出した際に干渉しないチャンネルへスムーズに切り替えられる「DFS障害回避機能」を搭載するほか、多台数端末への通信のバラつきを制御する「公平通信制御機能」を備える(後日ファームウェア提供で対応)。

 さらに、来客用のWi-Fiを手軽に提供できる「ゲストポート」も備えており、スイッチのVLANを設定することなく端末同士の相互通信を不能にすることができる。

 リモート管理サービス「キキNavi」をサポートしているほか、ネットワーク管理ソフト「WLS-ADT」、「WLS-ADT/LW」に対応し、トラブル解析や遠隔監視、メンテナンスの簡易化が図れる。本体の空き端子やリセットボタンを鍵で保護できるセキュリティカバー「WLE-OP-SCD」(4,180円)も同時発売する。

WLE-OP-SCD

WLE-OP-SCD装着イメージ

 通信規格はIEEE 802.11ax/ac/n/a/g/b。アンテナは2.4GHz/5GHzともに2×2 MIMO。有線側はGigabit Ethernet×2。最大32個のマルチSSIDも搭載する。本体サイズは175×45×200mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,071g(アンテナ、壁がけ金具含む)。

設置イメージ

 同社によれば、同社の製品はコンシューマで高い知名度を誇っているものの、法人製品はそこまで導入が進んでいないという課題があることを踏まえ、法人向けパートナー拠点を増やすとした。

 特に、大企業と比較して中小企業のリモートワーク化は進んでおらず、そこに商機を見出している。その中でも、Wi-Fi 6対応PCがある程度普及したことをベースに、今回の新製品投入で、企業のさらなるWi-Fi 6対応化を推し進めるとした。

 さらに、今冬には「キキNavi クラウドゼロタッチ」と呼ばれるクラウドサービスを展開。販売店が開梱せずに機器情報ならびに機器設定情報をこのクラウドサービスに登録することで、ユーザーの手元に届いてインターネットに接続するだけで機器設定情報を反映させる仕組みで、販売店ならびにユーザーの利便性を高め、人手不足の問題を解決していくとした。

 一方で、総務省において無線LANの周波数帯域の見直しも進んでおり、6GHz帯を利用するWi-Fi 6Eも今秋もしくはそれ以前に開放されるだろうという見通しも立っていることから、2022年末にWi-Fi 6E対応のトライバンド製品「WAPM-AXETR」も投入することを明らかにした。

法人向け拠点の強化

法人向けの製品やサービスの展開

今冬展開予定のキキNavi クラウドゼロタッチ

Wi-Fi 6E対応ルーター「WAPM-AXETR」を予告

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