ブラック企業のリアル描く「100日後に退職する47歳」 「読むの辛すぎる」ツイッター漫画に反響

J-CASTニュース

Togetter社が解説する「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」<出張版>

   ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)を運営しているスタッフがTwitterで話題になった話題を厳選し、考察するコラムの第20回です。今回は『100日後に退職する47歳』というマンガから、「◯◯日後に◯◯する◯◯」というジャンルについて掘り下げていきます。

   先日、Twitterに投稿されたマンガ『100日後に退職する47歳』が話題になりました。サーバーエンジニアの主人公が過酷な環境で働く様子を描いたものです。

<100日後に退職する47歳 非公式 まとめ – Togetter>

   新しいエピソードが毎日ツイートされ、退職までの日数がカウントダウンされていくこの形式は、きくちゆうきさんの『100日後に死ぬワニ』に倣ったもの。「100ワニ」はネットを中心に大きな注目を集め、単行本はもちろん絵本や映画にもなるなど大きなヒットとなりしましたね。

<【完結】「100日後に死ぬワニ」まとめ – Togetter>

  • 「100日後に退職」漫画が話題に(画像はイメージ)

    「100日後に退職」漫画が話題に(画像はイメージ)

  • 「100日後に退職」漫画が話題に(画像はイメージ)

「◯◯日後に◯◯する◯◯」フォーマットが定番化

   「100ワニ」がヒットした要因として「Twitterというユーザーにリーチしやすい場での連載」「毎日更新されるというテンポのよさ」「ラストへの期待が徐々に高まり、読者も増えていくカウントダウンシステム」「伏線やラストへの考察が捗る内容」などが考えられます。

   さらにこの「100ワニ」フォーマットはタイトルで期間と結末を語っており、その中で物語がどう進んで行くのかというワクワク感を味わえます。

   また、毎日更新のため「Twitterで作品を読む」ことが読者の習慣になりやすいというメリットも。このような汎用性の高さから、直球のフォロワーと言える『100日後にタヒぬワイ』や『100日後に打ち切られる漫画家』、恋愛要素を濃くした『100日後にオタクくんと付き合うギャル』など多くの作品が生まれ、それぞれ話題になりました。

<【漫画】彡(゜)(゜)『100日後にタヒぬワイ』1~100日目 – Togetter>

<浦田カズヒロ先生「100日後に打ち切られる漫画家」が妙に生々しくて胃を痛める展開の連続で思わず見てしまう人たち>

<「100日後にオタクくんと付き合うギャル」の絵のクオリティが高すぎて100日続くのか心配になりながら見守る人たち。30日で第一部完 – Togetter>

   こういった「ポスト100ワニ」作品は、増えていくにつれ連載の場となっているTwitterのユーザーに身近な「ネットで定番のウケるネタ」がテーマに盛り込まれているという特徴が見受けられます。

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