カップヌードルをカレーヌードルにする方法

デイリーポータルZ

カップヌードルはカレーヌードルになる。

3種の粉を混ぜるだけで完成する。

厳密にいうと、本物のカレーヌードルよりもスパイスカレーっぽさのある、香り高いカレーヌードルが作れるのだ。紹介したい。

 

家にカレーヌードルがなくても大丈夫

カレーヌードルが食べたい。だけど手元にカップヌードルしかない。長い人生には、そんな日だってあるかもしれない。

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たとえばこんな状態である

備えあれば憂いなし。いつか来るかもしれない日のために覚えていてほしいのが、今から紹介する技だ。

ちなみにこの技、先日のDPZ20周年記念につくった動画でも紹介させてもらっているうえに、2017年に書いた記事「麻婆豆腐に4種類のスパイスをまぶすとカレーになる」の後半でも、似たようなことを紹介しているのだが、改めて伝えたい。

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 何度も伝えたくなるくらいおすすめなのである。

まずはお湯を入れて3分待つ。ここまではいつものカップラーメンの作り方と一緒

3種の粉とは「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」。スパイスカレーを作る際、基本になるスパイスだ。

……とさらっと書いてしまったが、馴染みがないとビジネス用語並みにカタカナが並びすぎているように感じるかもしれない。覚えられない場合は、下に貼ってある写真を保存するなどしてほしい。

今回使ったのは100円ショップやスーパーで見かける小瓶タイプのもの

各々をさらっと説明すると、下記のような感じだ。 

ターメリック・・・土くさい。料理を黄色く色付けてくれる。

クミン・・・食欲をそそる香りがする。意外といろんな料理に使える。トマトにかけてマリネにしてもうまい。味噌汁にも合う。

コリアンダー・・・すごーくざっくりいうと、パクチー(香菜)の粉。生の時のような香りはしない。穏やかな香りがする。

これらをどさっと投入していく。 

結構どっさり使うので、中ぶたを外しておくのをおすすめしたい

入れる量は、全部のスパイスを同じくらいずつ。

わたしは毎回目分量でやっている。

 

なぜなのか。

難しく考えなくても、そこまで間違った味にならないのだ。どのスパイスにも、辛さの要素は含まれていないから、多少入れすぎても「辛くて食べられない」ってなることがない。安心感がばつぐんだ。

とはいえ、それだとざっくりすぎるので測ってみた。動画には「小さじ1くらい」と書いていたが、小さじ2分の1ずつくらいでも良さそうです
ぐるぐる混ぜたらあとはもう、食べるだけ……なんですが

食べる前からもう香りがいい。「おいしいカレーの香り」がする。

で、食べてみるとさらに香りがあふれる。胃の中でスパイスがゆるやかに踊り「なんだかぽかぽかする」という状態がうまれる。

労力のわりに、いいものを食べた感がすごい。牛乳を買い出しに行ったら、お礼に1000円もらえたくらい得した気持ちだ。

なお、辛さがほしい人はここにチリパウダー(唐辛子)を適量足してみてもいいだろう。

でも、入れなくても十分おいしい!
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ところで

ここまでの工程を見て、

「何種類も粉を入れるなんてめんどくさいから、どうにか1種類にしぼってくれない?」って思った人もいるんじゃないだろうか。

わたしもそう思ったので試してみました。

バーモントカレー味のパウダーと、ガラムマサラを
それぞれ入れてみました!

結果……

やっぱり、3種類入れるのがおすすめです。

小瓶じゃ足らない場合は、新大久保とかにあるアジア系ショップでっかいスパイスを買ってしまうのがいい

ちなみにカレーヌードルに3種の粉を足すとどうなるのだろう。つまり、カレーのうえにカレーを盛り足すようなものである。

試してみたので報告しておきたい。

「おや、思いのほかいけるな」「っていうかカレーの風合いが高まりすぎてやばくないか」「カレー好きな人にはおすすめかも」という感想を抱きました

極力手間をかけず、カレーの香りでどうにかなりたい人はぜひ。

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