個人情報保護委員会(PPC)は、5月30日~6月5日の「個人情報を考える週間」にあわせて特設サイトを開設した。役所での啓発ポスター掲示、駅構内での広告などの啓発発動も実施している。
個人情報を考える週間は、アジア太平洋プライバシー機関(APPA:Asia Pacific Privacy Authorities)に参加する各国の個人情報保護当局が毎年実施する「Privacy Awareness Week(PAW)」の日本版。PPCが主導し、プライバシー問題や個人情報保護の啓発活動を行う。
特設サイトでは、「個人情報 こんな取り扱いしていませんか?」として、日常の何気ないシーンに潜む問題点や注意点を紹介。例えば、友達が集まってスマートフォンで記念撮影するとき、個人情報に関してどのような問題が考えられ、注意するべきポイントは何かを解説している。
啓発ポスターでも、「個人情報取扱いの落とし穴」として、同様に日常にある問題点を紹介し、個人情報取り扱いへの注意を呼び掛けている。
特設サイトでは、学校や家庭で子ども向けに利用できるものから、企業内おける情報共有や勉強会などに活用できるものまで、幅広い層に向けた啓発・学習のためのコンテンツが提供されている。
学習用コンテンツとしては、マンガや動画、子ども向け冊子のPDFデータのほか、クイズ形式で個人情報保護を学べるコンテンツがある。また、自社の個人情報の取り扱いに問題がないか簡単にチェックできる「個人情報かんたん確認シート」や、2022年4月1日に施行された令和2年改正個人情報保護法、および、2021年5月19日に公布されたデジタル社会形成整備法による個人情報保護法の一部改正等に関する解説資料も公開されている。