大リーグ公式サイト「MLB.com」は2022年5月25日(日本時間26日)、エンゼルス大谷翔平投手(27)が26日(同27日)に本拠地で行われるブルージェイズ戦に先発することを発表した。ブルージェイズは韓国出身左腕・柳賢振投手(35)の先発が決定し、韓国メディアが日韓エースの初対決に注目している。
大谷を制圧すれば日本選手との「悪縁」断てる
複数の韓国メディアがこの日、次戦で大谷と柳が投げ合うことを速報で伝えた。地元メディア「聯合ニュース」(WEB版)は「大谷VS柳」の特集記事を組み、「日本人投手と打者に苦戦してきた柳が大谷相手に雪辱なるか」などのタイトルで記事を公開した。
記事によると、13年に韓国リーグからドジャースに移籍した柳は、大リーグの日本人投手と打者との相性が悪いという。日本人投手とはこれまで4度投げ合い白星はなく3敗を喫している。昨季はマリナーズの菊池雄星(現ブルージェイズ)と2度投げ合い、いずれも負け投手となっている。
日本人の打者とも相性が悪く、13年6月のヤンキース戦ではイチローが本塁打を含む3打数2安打を記録し、これまで日本人打者が11打数5安打(打率.455)2本塁打と柳を打ち込んでいる。
このような背景もあり、同メディアは昨季ア・リーグMVPの「投手・大谷」と「打者・大谷」を制圧すれば日本人投手と打者との過去の「悪縁」を断つことが出来るとしている。
一方で「朝鮮日報」(WEB版)は、韓国では「大谷VS柳」が注目されるが日本メディアの関心度は低いと指摘している。