ロックバンド「L’Arc-en-Ciel」の事務局は2022年5月23日までに、結成30周年記念ライブの座席説明で混乱を招いたとして謝罪した。
「差額分返金して欲しい」
ライブは21、22日に東京ドームで行われた。
「W会員シート」(2万2000円)、「SS席」(同)、「S席」(1万6500円)、「A席」(1万1100円)の4種類のチケットを販売したが、ライブ数日前に座席を後方に広げる形で変更された。
SS席はすべてアリーナだったが、変更後は1階スタンドの一部も含まれるようになった。それに対応する形で、1階スタンドだけだったS席はバルコニー、2階スタンドも対象になった。
アリーナ→1階スタンドに、1階スタンド→2階スタンドに追いやられた人も出た格好となり、発表後には「さすがにどうなの」「差額分返金して欲しい」などとSNSで苦情が続出した。
指摘を受け、ライブ事務局は23日までに、ウェブサイトで「ステージプラン決定にともない座席図イメージが確定したため、先日、皆さまに座席図イメージ(最終)を公開させていただきました。当初公開していた座席図イメージについては『ステージや座席レイアウトは予告なく変更になる場合』があることをあらかじめ告知させていただいておりました」と断ったうえで、
「当初と異なる座席図イメージ(最終)を事前の説明なく公開したことにより、皆さまにご不安と混乱を招いてしまったことについて心よりお詫び申し上げます」
と不手際を認めた。
ライブを終え、SNSでは演出の都合だったと推察し納得する声がある一方、いまだ釈然としないとする声もある。