スナック菓子が入った袋に、溢れるほど野菜やチーズを盛る。そんな料理を海外のテレビ番組で見た。
出先で偶然見かけただけなので、料理の名前も、番組についての詳しい情報も分からない。
しかしその料理のビジュアルは、数週間経っても忘れられないほどのインパクトがあった。
それを近所のスーパーで買えるものを使って再現してみたら、うまいサラダができたので報告します。
ツッコミどころが多い料理
うまいサラダの作り方の前に、テレビ番組で見た料理のイメージを共有したい。
印象に強く残った理由がわかるだろう。
溺れそうなほど過剰なチーズと野菜も凄まじいものがあったが、私が衝撃を受けたのは、スナック菓子の袋をそのまま器代わりにするところ。
そしてスナック菓子も食材として扱うところである。
スナックサラダの作り方
参考モデルを紹介したところで本題の調理に進む。
興味本位での再現料理。「できる範囲で再現する」をスローガンに、食材は近所のスーパーで調達した。
スナックはおかずに合いそうな、塩気のあるものを複数チョイス。具体的に言うと、4種試してみて、カラムーチョが一番相性が良かった。
他の食材やドレッシングに負けないくらい主張が強いものを選ぶと良さそう。
サクサクのポテトチップスが入った袋のなかに、みずみずしい野菜を詰め込み、チーズやドレッシングをふんだんにかける。これで完成。
調理器具は箸さえあればいい「洗い物ほぼゼロレシピ」だ。
悪いことはしていないのに、なんとなく周りを気にしながら調理してしまうが、安心して欲しい。
そんなのどうでもよくなるくらい、おいしいものができます。
ドレッシングをかけると、かさが減る。
かなり貧相に見えるが、実際は2,3人前ほどの食材を詰め込んでいる。
ボリューミーなビジュアルにしたい場合は、よりたくさんの食材を用意する必要がありそうだ。
スナックサラダの食べ方
味はというと、ドレッシングが染み込んだスナック菓子が「濃い味×濃い味」でうまい。
ジャンキーだが、野菜たっぷりで罪悪感がない。
なんなら野菜の量だけスナックが増えているような気がして、おトクだとすら思える。
袋の中身をお皿に移すとこんな感じ。
しっかりと和えても、スナックは形状を留めている。野菜との色合いが美しく、カジュアルな雰囲気のカフェで出てきそうだ。
テレビ番組と同じようにスナックの袋を器にしたいところだが、ケースバイケースでいいだろう。
複数人で分け合うばあいは、袋から出してしまったほうが食べやすい。
ドレッシングを変えたり、具材を新たに買い足したりとあれこれアレンジしてみたが、どれもうまい。ピザのトッピングバリエーション並に無限の可能性を感じた。
手軽な割に満足できて、言葉どおり山ほど野菜が食べられるスナックサラダ。
今夜のごはんに、いかがでしょう。