恐怖! マスターベーションしてたら肺がやぶれてしまった男性

GIZMODO

夏の怪談話よりも怖い初夏のリアル話。

マスタベーションしてたら肺が破れて1週間ほど入院するはめになった男性の話を今からします。さーて今からちょっと…と思ってる人は、とりあえずこれを先に読んでみてください。呼吸に関するお話です。

肺胞がやぶれ、空気がたまってしまった

問題の男性はスイス在住の20歳。胸のひどい痛みと呼吸の苦しさを訴えて緊急外来にやってきました。医師が診察すると、男性の顔は浮腫んでおり、呼吸する度に雑音が聞こえる状態でした。男性いわく「ベッドに寝転んでマスタベーションしていたら痛くなった」とのこと。胸部スキャンによる診断結果は縦隔気腫。簡単に言うと、なんらかの理由で肺胞がやぶれ、縦隔(左右の肺の間にある空間)に空気がたまってしまった状態。男性は予防のための抗生物質、痛み止めのアセトアミノフェンを投与され、要観察として集中治療室におかれました。

マスターベーションで引き起こされるのはレアケース

縦隔気腫は若い男性に多く見られ、肺が敗れる原因は、急性ぜんそく発作、過激な運動、激しい嘔吐など含めさまざま。男性は軽度のぜんそくもちだったそうですが、医師の見たてとしては、マスタベーションによる荒い呼吸が原因となった可能性が高いようです。性行為により縦隔気腫が起きた事例は過去にいくつかあるものの、マスタベーションは今回が初みたい。

男性は、集中治療室で一晩を過ごしたのちに普通病棟へ移り、その4日後には退院。胸の痛みや呼吸しにくさなど、症状はすべて全快したということです。よかったよかった。

相当なレアケースかもしれませんが、頭の片隅においておいてください。1人で楽しむとき、呼吸はゆっくり優しめでね!

Source: ScienceDirect