ジャスティン・ビーバーにアリアナ・グランデ、エミネムも…超有名アーティストのYouTubeチャンネルがハックされる

GIZMODO

世界的人気のミュージシャンたちが思いっきりターゲットに!

「トラビス・スコットをハックした」とスペイン語でツイートがあったのが先週。それを皮切りに有名ミュージシャンたちのYouTubeが次々にハックされました。テイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバー、ドレイク、リル・ナズ・X、ハリー・スタイルズ、マイケル・ジャクソン、そしてエミネム…。何百万人、何千万人もの登録者がいる人たちばかりです。そしてハッカーはジャスティン・ビーバーのアカウントに「パコ・サンスを釈放しろー」という動画をアップロード。

パコ・サンスはスペインの詐欺師。末期ガンを患っていると嘘をつき大金を詐取した罪で2年の実刑判決が出たばかり。ハッカーがアップした動画ではサンスがギターをなぜか裏返しに持ち、歌を歌っている様子が収められています。最初にハッキングしたとつぶやいた@lospeloaosbroというアカウントは、続けて「次は誰かな?」などと投稿してみたり、ハックされたくないセレブへ「セキュリティ保護」を売りますよ、などと言ってみたりしていますが、アカウントの持ち主は不明のままでした(現在はもう消えている様子)。

結局アップロードされた動画は削除されましたが、YouTubeからの発表は特にないままです。同じようにハッキングが行なわれた動画サイトVevoは、ニューヨークポスト紙の取材に対して「Vevoのアーティストのチャンネルに、アクセス権を持たないソースから動画が直接アップロードされましたが、無許可でアップロードされた動画は削除して、セキュリティ・システムの見直しをしています」と 答えています。

ハッキング被害が多かったYouTubeは対策として2段階認証などを導入していますが、こんなにやすやすと超有名アーティストたちのアカウントがハックされてしまったのは、やっぱりまだまだセキュリティが甘いのでは?と言われています。さらにこのハッカーアカウントは「ほかにもハッキングできそうなプラットフォームがあったら教えてくれ。政府関係はハッキングしない。民間企業だけだ」とツイートしていました。また何か仕掛けてくるのでしょうか…?

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