パナソニック オートモーティブシステムズ(旧 パナソニック株式会社 オートモーティブ社)は4月1日、パナソニックグループの持株会社制移行に伴う会社分割により、新会社として事業を開始したと発表した。
パナソニックグループでは、自社の事業に伴うCO2排出量の削減と、社会におけるCO2排出量の削減に対する貢献を「Panasonic GREEN IMPACT」と名付け、「より良いくらし」と「持続可能な地球環境」の両立に向けて、独自の目標を掲げて取り組んでいる。同社は、Panasonic GREEN IMPACTで示した、「2030年までに、自社のCO2排出量実質ゼロ」および、「社会に対するCO2削減貢献を拡大」について、特に積極的に推進するという。
まずは、2022年度に全社員による省エネルギーの取り組みに加え、再生可能エネルギーの利活用、再生可能エネルギー100%由来の電力による運営を実現。自社のCO2排出量の実質ゼロ化の達成を目指す。
また、「一人ひとりのより良いくらしの実現のため、持続可能なモビリティ社会を創造する」ことをミッションに、「愛を持って人に寄り添い、卓越した技術と知恵で新たなユーザー価値を創造し、より快適で安心安全な移動空間の実現により、人に幸せをもたらし続ける最高のチーム、最高のパートナーになる」というビジョンを設定。「Heartmotive 〜こころ動かす出会いを創り続ける〜」をスローガンとしている。
なお、同社が目指す「持続可能なモビリティ社会」とは、環境、渋滞、交通事故、移動手段の確保が難しいなどのあらゆる移動に伴う社会課題が解決され、一人ひとりの暮らしに「こころ動かす出会い」があり続ける社会だという。
そこで、地球環境を守り、次世代に受け継ぐための貢献を全ての事業活動の基本とし、「人の安心」「人の快適」「車の安全」の観点から、愛を持って人に寄り添い、一人ひとりに寄り添う価値を提供し続けるとしている。
さらに2030年に向け、モビリティ社会、車の進化に貢献(コックピット統合ソリューション、EVソリューション)するとともに、パナソニックが培った技術と知見を生かし、コックピット領域で新たなUX価値の提案、商品化を進め、モビリティ社会の変革を目指した新たなサービス事業を創出していくとしている。