つい先日、家の近所である上野・御徒町周辺を散歩していたときのこと。ある弁当屋さんの前で、サラリーマンの集団がザワついていた。彼らは全員1カ所を見つめており、「何だよこれは(笑)」という雰囲気。
うん? 一体何があるんだろうか? 気になった私がお店の中をのぞいてみると……何だよこれは(笑)!!
そこにあったのはパンダさんおにぎり!
1つ650円で重量は驚異の1kg!!
・パンダブームの街のデカ盛り弁当屋
上野・御徒町はパンダブーム発信の中心地といっても過言ではない場所だけに、パンダ関連商品を売る店は至るところにある。たださすがに、1kgのパンダさんおにぎりは異色だ。
なお、その商品を販売しているのは「キッチン DIVE」というお店なのだが、ご存知だろうか? 実は過去に当サイトで何度か紹介しているので、覚えている人もいるかもしれない。
簡単に説明するとデカ盛りのお弁当屋で、とにかくコスパがハンパない。以前は亀戸の店舗を紹介したが、そのあと御徒町にも出店し、パンダブームに乗っかりながらもブレない姿勢を貫いたら「1kgのパンダさんおにぎり」が爆誕した……ということのようだ。
・買ってみた
さて、見た目のインパクトがとんでもなかったので買ってみたのだが、改めて見るとやっぱりすごい。コンビニにおにぎりと並べると、土佐犬とチワワくらい違う。
かじりつこうと顔の前に持ってきたら、ペットと2ショットを撮る人みたいになってしまった。もしかして、キッチン DIVEはパンダの実寸大にこだわって おにぎりを作ってるんじゃないかと疑ってしまうほどにデカい。
とてもじゃないが手では食べられないので、レンジで温めてからカレー皿に出してみることに。
よし。なんとかギリギリ収まった……が、なんという存在感だろう。もはや何で食べていいかさえ分からない。お箸? スプーン? ひとまず、お箸でパンダさんの耳をぶっ刺してみると、
「おかか」が登場。
思ったよりしっかり入っているぞ。
逆サイドの耳も……
「おかか」
頭頂部から首元にかけて食べていくと……
シャケ!
ほっぺたのあたりは高菜で、首元は「こんぶ」。それらが実にまんべんなく敷き詰められており、どこを削っても具がある状態。つまり、デフォで味変ができる親切設計であった。
てっきり見た目のインパクトだけにこだわったインスタ映えおにぎりかと思ったら、実は味に飽きない工夫が施されているとは……。
っていうか、そんなに細かいところまで気を遣ったおにぎりなのに なぜ胃袋の限界値にはNOケアなのか? と思わなくもないが、そこはサービス精神が爆発した結果……ということなのかもしれない。
ちなみに、私はある程度食べたところで、お茶漬けにしてフィニッシュ。具のバリエーションが豊富なだけでなく1つ1つの量も多いから、お茶漬けでも味が薄くならなくていい!
こうして、なんだかんだ言いながら最初から最後までパンダさんおにぎりを美味しく味わったのだが、1つだけ注意点がある。単刀直入に言うと、上野公園で本物のパンダを見たあとにコレを買うのはオススメしない。理由は……
上の画像を見たらなんとなく分かる……よね?
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 キッチン DIVE 御徒町店
住所 東京都台東区上野6-2-1
時間 24時間営業
参考リンク:Twitter @divemamuru(公式)
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.