【最先端グルメ】ほぼ食のコミケ! プロが集う「外食ビジネスウィーク2021&全国食の逸品EXPO」で出会った衝撃グルメ4選

ロケットニュース24

日本最大級の同人誌即売会であるコミックマーケット。その規模は、企業にとってアピールの場にもなっているほどだが、2021年10月7、8日で飲食業界のコミケみたいなイベントが開催されていたことをご存じだろうか。その名も「外食ビジネスウィーク2021&全国食の逸品EXPO」である

日本最大級の商談展示会であるこのイベント。コミケと違うのは文字通り商談展示会であるところだ。そう、商談。すなわち、客は全員プロ

なぜかそんな中に私(中澤)が潜り込むことができたのだが、さすがはプロを相手にした展示会。衝撃的なグルメが結構あったのでご紹介したい。

・客はプロ

東京ビッグサイト青海展示場で開催されたこのイベント。飲食・設備・サービスなどの商談展示会「外食ビジネスウィーク2021」と地域性のある食品・飲料の商談展示会「全国食の逸品EXPO」が合わさったものだ。


A展示場はコミケで言う企業ブースみたいな雰囲気が漂っている。メニューそのものというよりは、麺の会社とか、つゆの会社とか素材系が多い。

・スルーできない存在

他にも、どんぶりや、自動洗浄機や、高級デリバリー容器、果てはUberEatsなどのデリバリーサービスと店舗を繋ぐ業者まで。ひと言に「食」と言っても本当に色んな会社があるもんだなあ。とは言え……


お前は見逃せないぞブラジル大使館よ

最初、偽物かと思ったが、話を聞いたところ、ガチでブラジル大使館らしい。展示しているのは、サトウキビから作られるブラジルのお酒カシャッサなのだとか。試飲してみたところ、口の中から鼻までカーッとする感じ。ブラジル版のウォッカみたいなものか。各国にあるんだなあこういうの。

・B展示場は落ち着く

と、本当にプロ相手な感じ。地図を見ると、A展示場はほとんど「外食ビジネスウィーク2021」のようだ。「全国食の逸品EXPO」はB展示場にかたまっている。

そこで奥のB展示場まで行くと、沖縄や長崎など地域性のある食品がまとまっていた。ブースの人もどことなくフレンドリーで、雰囲気がコミケで言うサークルスペースみたいだ。落ち着くわ。というわけで、そんな「外食ビジネスウィーク2021&全国食の逸品EXPO」で見つけた衝撃グルメ4つが以下の通り。


・「魔法のぬかシート」ビストロdeナカガワ京・美山ゆば ゆう豆

ぬかでできたシート。素材を包んで1~2日置くだけでぬか漬けが完成するという。私はぬか漬けを作ったことがないが、これくらいならちょっと作ってみたいと思った。


・「ぶりひら」株式会社ニシウオマーケティング

近大が開発したブリとヒラマサのハイブリッド魚・ぶりひら。近大が鮪以外を開発していたということも知らなかったし、ブリとヒラマサってそれ意味あんのかってところも衝撃だった。しかし、食べてみると、確かに、ブリより若干あっさりしている……気もしなくはない


・「ヤギシチュー」やぎとそば太陽

スタッフさんいわく、沖縄ではヤギ肉は普通に食べるとのこと。しかし、ヤギシチューは「やぎとそば太陽」のオリジナルなのだとか。そこで食べてみたところ、筋ばってるのにホロッと溶けるような肉は独特の食感。

ただ、肉の香りのクセがかなり強い。その旨を伝えたところ、スタッフさんもその香りが苦手なのだとか。おい


・ゼロミート

大塚食品株式会社とスターゼン株式会社が手掛けるブランドが「ゼロミート」。そのブースには、ハムにウインナー、ハンバーグが飾られているが肉はゼロ


そう、これらは全部大豆でできている。「え? マジで!? これが大豆?」私は思わずそう聞き返してしまった。その見た目は肉でしかない。

正直、言われないと絶対分からない見た目なのだが、それは味においても同様である。ちゃんと肉の食感と風味がして、ひと口食べた後に再び聞き直してしまった。「これ大豆なの!?」と。もうマジで分からない。科学スゲェ……。


──というわけで、食の最先端はマジで想像を超えていた。プロじゃないからこそ衝撃の連続だった「外食ビジネスウィーク2021&全国食の逸品EXPO」。これらの最先端がスタンダードになる日は来るのか。それにしてもグルメも日々進化してるんだなあ。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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