イーロン・マスク氏、5月に「Starship」の軌道飛行試験を目指す

CNET Japan

 SpaceXのロケット「Starship」が、ついにあと数カ月で宇宙に打ち上げられるかもしれない。少なくとも、創業者のElon Musk氏はそう願っている。

Starshipのレンダリング画像
提供:SpaceX

 この次世代ロケットは、米航空宇宙局(NASA)が有人月探査を目指す「アルテミス計画」の月着陸船として利用する予定の次世代宇宙船だ。また、Musk氏は最近、早ければ2029年にも人類が火星に降り立つかもしれないと述べていた。

 Musk氏は米国時間3月21日、次のようにツイートした。「Starshipの初の軌道飛行では『Raptor 2』エンジンを使用する。はるかに高性能で信頼性が高いからだ」「来月までに飛行に耐えるエンジン39基を作って、さらに1カ月かけて装着し、5月には軌道飛行試験を行いたい」

 Raptor 2は、旧モデルより25%以上強力な設計となっている。

 Musk氏は以前、SpaceXによるRaptorエンジンの生産ペースに懸念を示し、エンジンを増産できなければ倒産する可能性もあるとしていた。

 Musk氏には、Starshipを利用して同社のブロードバンド衛星「Starlink」を一度に大量に打ち上げる計画もある。Starlinkから得られる収益が、Starshipを火星に送り込むという大きな野望の鍵を握ると同氏は述べている。

 打ち上げの前にクリアしなければならない問題は、エンジンの生産だけではない。SpaceXは現状、米連邦航空局(FAA)が環境審査を終えて、軌道飛行テストの打ち上げライセンスを発行するのを待っている状態だ。FAAは最終審査結果のリリース日を数回延期しており、現時点でのリリース予定日は28日となっている。

 この審査ではStarshipの打ち上げをすぐに進められるのか、より複雑な環境審査のために時間が必要かを判断する。追加の環境審査が必要となった場合、数カ月か、さらに長い時間を要する可能性がある。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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