俳優の佐々木蔵之介さんが、2022年3月7日放送のドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)第9話で見せた演技が反響を呼んでいる。
佐々木さんが演じたのは、誰にも話せない闇を抱える男性・橘高。ドラマ終盤での、約1分にわたる号泣シーンに絶賛の声が相次いでいる。
1つのミスを隠すために、罪の上塗りをしていく
原作は、作家・田村由美さんによる同名漫画。菅田さん演じるボリューミーな天然パーマが特徴的な大学生・久能整は、友達も彼女もいない「変わりモノ」。記憶力と観察力に長けており、自身の見解を淡々と述べることで事件や人の悩みを解きほぐしていく…という新感覚ミステリーだ。
※以下、ネタバレを含みます
大学教授・天達(鈴木浩介さん)に招かれ、山荘で行われたミステリー会に参加した整。この山荘は、天達のパートナーだった美吉喜和(水川あさみさん)が、ストーカーに殺害された現場であり、天達は事件の跡からミステリー会に参加したメンバーのなかに共犯者がいると予想していた。
その後、あらゆる状況下での整の類まれなる推理力で、その共犯者は天達の友人である橘高(佐々木さん)であることが判明する。元々市役所に勤めていた橘高。事件当時、友人のフリをしたストーカーに喜和のいる山荘の住所を伝えてしまったミスを悔やみ、元々完璧主義だった性格も相まって、強い自責の念に駆られる。
その事件以降、1つのミスを上塗りするような形で、なにかが振りきれたようにほかのストーカー殺人にも間接的に協力するようになってしまったのだ。