韓国Samsung Electronicsは28日、ノートPC「Galaxy Book2 Pro 360」および「Galaxy Book2 Pro」を発表した。発売時期と価格は明らかになっていない。
いずれもフルHD(1,920×1,080ドット)のAMOLEDディスプレイを搭載。それぞれ15.6型と13.3型をラインナップしており、CPUには第12世代Core-i7/i5を採用する。両者のおもな違いはディスプレイの開閉機構、Sペンや5G対応の有無、Intel Arcグラフィックスの有無。Galaxy Book2 Pro 360のみ360度開閉し、Sペンに対応。Galaxy Book2 Proの15.6型モデルのみIntel Arcを搭載し、5G接続に対応している。
新たにMicrosoftのSecured-Core PCに対応した。Sebured-Core PCは、ソフトウェア/ハードウェアの両面からセキュリティを確保する設定が標準で有効になっているOSイメージを搭載したPCのこと。UEFIに対する攻撃にも対応できる。
そのほか全モデル共通の特徴として、Wi-Fi 6E、1080p Webカメラ、Bluetooth 5.1、指紋認証センサ内蔵電源ボタン、microSDカードスロットなどを装備する。充電はUSB-PD対応でバッテリ駆動時間の目安は約21時間。OSはWindows 11。
機能面では、OSの設定やデータを旧環境から新環境に移行する「Galaxy Book Smart Switch14」(Samsungアカウントへのログインが必要)や、Windows上からスマートフォンアプリの実行や状態確認などが行なえる「Link to Windows / Microsoft Your Phone15」、Galaxy Tab S8以降の機種をGalaxy Book2 Proから操作できる「Samsung Multi Control 16」などが利用できる。新モデルの投入に合わせて、Samsung Book用各種アプリのUIは利便性向上のためのアップデートを施している。
Galaxy Book2 Pro 360のAMOLEDディスプレイは、コントラスト比100万:1、輝度500nitでHDR表示に対応。色域はDCI-P3 120%。メモリは32GB、ストレージは1TB SSD。インターフェイスはThunderbolt 4×1、USB Type-C×2、音声入出力など。
本体サイズと重量は、15.6型が354.85×227.97×11.9mm(幅×奥行き×高さ)、1.41kg。13.3型が302.5×202×11.5mm、1.04kg。
Galaxy Book2 Proは、Intel Arcの有無でクラムシェルを閉じた際の厚み(高さ)と重量が異なる。主な仕様は、メモリ32GB、ストレージは1TB NVMe SSD。インターフェイスはThunderbolt 4×1、USB Type-C×1、USB 3.2×1、HDMI×1、音声入出力など。15.6型のみnanoSIMスロットを備える。
本体サイズと重量は、15.6型が355.4×225.8×11.7mm、1.11kg(Arc非搭載モデル。搭載モデルは高さ13.2mm、1.17kg)。13.3型が304.4×199.8×11.2mm、0.87kg。
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