ファーストロジック、不動産投資プラットフォーム「楽待」にChatGPTを導入

CNET Japan

 ファーストロジックは6月27日、同社の不動産投資プラットフォーム「楽待」に加盟している不動産会社向けに、ChatGPTを活用した2種類の「自動生成機能(β版)」を公開した。

物件のPR文を自動生成する機能が追加された
物件のPR文を自動生成する機能が追加された

 楽待は、不動産会社と投資家をつなぐためのポータルサイト。投資家は、全国の不動産会社が掲載するの物件の中から、場所や価格などの条件を絞って、投資対象となる収益物件を検索することができる。

 今回、楽待にChatGPTを導入し、楽待に加盟する不動産会社向けに、「物件のPR文を自動生成する機能」および「問い合わせメッセージへの返信を自動生成する機能」の提供を開始した。

 物件PR文は、不動産会社が投資家向けに物件のおすすめポイントを紹介する文章のこと。不動産会社は、物件ごとに異なる文章を作ったり、テンプレートを作成したりするなどして、物件PR文の入力をしているという。

 今回の機能追加により、物件PR文の入力画面で「自動生成する」ボタンをクリックすると、すでに入力済みの物件情報をAIが拾ってくるだけでなく、不動産会社や担当者のデータベース情報をもとにして、最も効果的なPR文を自動生成することができる。

 さらに、楽待のサイト上で不動産会社と投資家がチャット形式でメッセージをやりとりできる「メッセージ機能」おいて、不動産投資家からの資料請求や物件見学などの問い合わせに対し、最適な返信内容をAIが自動生成することが可能となった。

メッセージ機能にも自動生成機能が追加される
メッセージ機能にも自動生成機能が追加される

 なお、物件PR文とメッセージ機能のいずれにおいても、自動生成後の修正や追記が可能。ファーストロジックは、これまで時間を要した文章作成をAIが代行することで、業務の効率化が期待できるとする一方で、自動生成された文章は必ず内容を確認し、適時修正や追記をするよう促している。

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