Androidスマホ最高のベンチマークスコアをたたき出すGalaxy S22シリーズでもiPhone 13 Pro Maxにスコアで劣ることが明らかに

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Samsungが2022年2月に発表したばかりのフラグシップスマートフォン「Galaxy S22」は、AppleのiPhone 13 Pro Maxにベンチマークテストのスコアで劣ることが明らかになっています。

Galaxy S22 Benchmarked: Apple Still Beats Samsung | PCMag
https://www.pcmag.com/news/galaxy-s22-benchmarked-apple-still-beats-samsung

テクノロジーメディアのPCMagによると、SamsungのGalaxy S22シリーズのうち、最上位モデルのGalaxy S22 UltraとミドルレンジモデルのGalaxy S22+は、どちらもPCMagがベンチマークテストしてきたあらゆるAndroidスマートフォンを上回るスコアをたたき出したとのこと。ただし、Galaxy S22シリーズはiPhone 13シリーズの最上位モデルであるiPhone 13 Pro Maxにはベンチマークテストのスコアで劣る模様。なお、Galaxy S22シリーズに搭載されているチップセットはSnapdragon 8 Gen 1で、iPhone 13シリーズに搭載されるチップセットはA15 Bionicです。

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PCMagはGalaxy S22シリーズのCPUとGPUのベンチマークテストスコアについて、「CPUとGPUのパフォーマンスを測定するベンチマークテストはスマートフォンエクスペリエンスのごく一部を数値化するものですが、それでも意味のあるデータポイントです。QualcommなどはSoCの他の部分にできるだけ多くのタスクをオフロードしますが、CPUとGPUの単体パフォーマンスは、ムービー編集からゲームのフレームレートに至るまで、さまざまなタスクに影響をおよぼします」と記し、実際のスマートフォンの動作時にはCPUやGPUは他のコンポーネントにタスクを振り分けながら動作するものの、それぞれ単体でのパフォーマンスを測定することにも意味はあるとしています。

PCMagが使用したベンチマークソフトは「Geekbench 5」「PCMark for Android Work 3.0」「GFXBench 5.0」「Basemark Web」の4つで、ベンチマークテストを実施したのはGalaxy S22+/Galaxy S22 Ultra/Galaxy S21 Ultra/Galaxy S21 FE/OnePlus 9 Pro/Pixel 6/iPhone 13 Pro Maxの7つのみ。なお、PCMark for Android Work 3.0はAndroid向けのベンチマークソフトであるため、iPhone 13 Pro Maxのスコアはありません。


CPUや機械学習のベンチマークソフトであるGeekbench 5ではiPhone 13 Pro Maxが圧倒的なスコア差をつけてトップに君臨しており、次点は僅差ながらもGalaxy S22+/Galaxy S22 Ultraが他を上回っています。Snapdragon 8 Gen 1とひとつ前の世代のチップセットであるSnapdragon 888を比べると、Geekbench 5ならばシングルコアスコアが13%、マルチコアスコアが9%上昇。グラフィックベンチマークのGFXBench 5で比べると、Snapdragon 8 Gen 1はSnapdragon 888よりも最大20%以上のスコア改善が見られます。

なお、Snapdragon 8 Gen 1のGeekbench 5スコアはPixel 6のTensorチップを上回っています。

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AndroidオンリーのベンチマークであるPCMark for Android Work 3.0ではなぜか1世代前のモデルであるGalaxy S21 Ultraが最も高いスコアを出しており、次点にGalaxy S22+/Galaxy S22 Ultraがランクイン。

包括的なウェブベンチマークツールであるBasemark Webでは、Galaxy S22シリーズがGalaxy S21 Ultraよりも約8%高いスコアを出していますが、iPhone 13 Pro Maxとのスコア差は2倍ほどあります。この理由の大きな部分が「iPhoneのSafariとAndroidのChromeの違いにある」とPCMagは指摘。

なお、ベンチ―マークテストを行っている際にGalaxy S22 Ultraで熱を保持してしまうことをPCMagは発見しており、これによりゲームプレイ時などはフレームレートが低下する恐れがあるとしています。CPU Throttling Testというアプリを使用したところ、Galaxy S22 Ultraはベンチマークスタートから15分でサーマルスロットリングによりパフォーマンスが75%(248kGips)に抑制されるとのこと。以下の写真はGalaxy S22 Ultra/Galaxy S22+(左)とGalaxy S21 Ultra/GalaxyS21(右)でCPU Throttling Testを走らせた結果を撮影したもので、明らかにGalaxy S22シリーズではサーマルスロットリングの影響が顕著に出ていることがわかります。


なお、PCMagは「これがハードウェアの問題なのかソフトウェアの問題なのかはわかりません。例えば、Galaxy S21 FEはGalaxy S21と同じチップセットを使用していますが、よりサーマルスロットリングの影響を受けます。そのため、ファームウェアのアップデートでこの問題が改善されるかどうかを確認する必要があります」と記しています。

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