1度でいいから「サウナ付き大浴場」をひとり占めしたい──というわけで、最強ビジネスホテルの呼び声高いドーミーインにやって来た。ドーミーインといえば、豪華な朝食ビュッフェと温泉大浴場がついていることで有名。で、実を言うと……!
施設によっては「日帰り入浴」や「ショートステイ」などが可能で、今回訪れた『ドーミーインEXPRESS目黒青葉台』は……なんとドーミーイン自慢の大浴場を貸切できる「デイユース & ソロサウナプラン」があるらしいのだ! それでは、ちょっと天国へ行って参ります!
・ドーミーインEXPRESS目黒青葉台
東急東横線・地下鉄日比谷線の中目黒駅から徒歩約10分。桜の名所として知られる目黒川沿いを進んで行くと、高級スタバ「リザーブ ロースタリー東京」が現れた。あの有名なスタバの目の前にドーミーインが……なるほど、風呂上がりのドリンクは決定だな。
さて、「サウナ付き大浴場貸切プラン」は、13時から14時30分までの90分コースで1日1組限定。今回は前日予約で3790円、2人利用の場合は5990円〜とのこと。空いていたら当日予約も可能だという。
流れとしては、フロントで休憩処(客室)のカギを受け取り、部屋で館内着に着替えてから大浴場「えびすの湯」へGO! って感じ。同プラン専用の客室は15時30分まで利用可能なので、お風呂上がりにソファで仮眠ができるし仕事もできる。
おし、それでは……
いざ大浴場「えびすの湯」へ!
夢の貸切一番風呂(しかも大浴場)へ!
ウオオオオオオオオオオオ!
清掃直後だからピカピカァァァァアアアア!
ついに、ついにこの日が来たか。本当に大浴場を貸し切ってしまった……マジで夢のようだ。やってることが殿様である。広い、鬼のように広い。1人では持て余すほどの広さだが、そんなの関係ねえ。そんなの関係ねえ! ハイ、オッパッピーである。
さあ、まずはしっかり体を洗って……
サウナ室へ!
…………
完璧だ。ちょうどいい広さである。とくに理由はないが定員4人くらいが好きなのだ。10年以上前に通いまくった希感舎(大分県)もこのくらいの広さだった。温度表示は94度、熱々。砂時計(5分計)をひっくり返して、じわじわ汗を流す。なんという贅沢……!
水風呂は期間限定で10度〜15度に設定しているという。たしかに体感的には「小江戸温泉 KASHIBA」の13度と同じくらい。しっかり冷たいけど、まろやかな肌触りで心地いい……なんだかずっと入っていられそうな危ない気持ち良さがある。これぞひとり占めの魔力!
だからなのか、14時には安全確認のためスタッフの方が見回りにくる。「お殿様、お湯加減はいかがですか?」「ん、いい湯だ」
セレブは毎日このような生活をしているのだろうか。壁面に描かれた「名所江戸百景」を眺めながらボーッと考える。たまにこういうご褒美があるから人生楽しいのであって、毎日味わうのは違うかな。いやでもセレブは毎日味わいたいはずだ……ま、どっちでもいいか。
おかげで究極に仕上がった。
十分過ぎるほど天国気分を味わってから、ふたたび休憩処へ。冷蔵庫にはオロナミンCとポカリ、冷凍庫には氷の入ったグラスが入っている。最近どこに行っても「オロポ(2つを混ぜたドリンク)」だ。もちろん一気飲み。中目黒から徒歩10分の天国であった。
・高級スタバとセットで
チェックアウト後に高級スタバへ直行。なぜなら、まだ殿様気分が抜けてないからだ。目黒川を眺めながら「アイス石臼抹茶ティーラテ(990円)」を飲む。寒さが気持ちいいのは風呂上がりだから。
というわけで、ドーミーインEXPRESS目黒青葉台の「サウナ付き大浴場貸切プラン」は目の前のスタバとセットで完成するだろう。みんなも大人の夢、中目黒で叶えようぜ。
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称 ドーミーインEXPRESS目黒青葉台
住所 東京都目黒区青葉台3丁目21-8
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.