バイデン大統領の足元が大分揺らいでいる。
このままでは中間選挙でアメリカの民主党はかなり苦戦しそうで、3年後のアメリカ大統領選挙でのバイデン大統領の再選も怪しいと言わざるを得ない。
アメリカに弱くなってもらっては困るのだが、日本の安全保障を考える上でアメリカの弱体化やアメリカ国内での分断が深刻化している状況は、とても座視していることが出来ない。
北朝鮮やイランがアメリカに対して挑発的な態度を示しているのは、アメリカがそれだけ弱くなっている、と看做されているからだろう。
今は、世界平和維持の観点からすれば極めて危機的な状況だと言わざるを得ない。
こういう時こそ国連が本来の役割を果すべきなのだが、国連が機能するためには、国連の安保理事会が同じ方向を向いている必要がある。
しかし、現状はバラバラで、実に困ったことである。
こういう状況の中で、日本はどう振舞うべきか。
日米同盟を基軸にして、欧米諸国と共同歩調を取っていくのが現実的ではあるが、肝腎のアメリカが弱くなっていたのでは、それだけで足りるとはとても言えないだろう。
岸田さん、林さん、岸さんの責任は重大である。
この問題は、与野党の枠を越えて、関係者の間で真剣に検討する必要があることは間違いない。
慌てないで急げ、といったところか。