おっす、おら中澤星児！ 本名だ!! たまに「キラキラネーム」と言われたりも。自分では思ったことはないが、確かに1982年生まれであることを考えると当時にしてはキラキラしている気もする。星だけに。
そこでふと疑問に思ったのだが日本以外でもキラキラネームってあるのだろうか？ 普通に考えたら名前がある以上、よくある名前と珍しい名前に分かれるはずだ。そこでアメリカ人の知り合いにアメリカのキラキラネームを聞いてみることにした。
・アメリカのキラキラネーム事情
聞く前に勝手な想像を述べると、アメリカのキラキラネームってカッコ良さそうだ。海外の名前に漢字をあてたようなキラキラネームもあったりするし、思わず憧れるようなヤツが出てきて欲しい。では、さっそくアメリカ人に聞いてみよう。
話を伺ったのはロケットニュース24英語版「soranews」の記者であるケーシーさん。日本大好きで日本語ペラペラ、現在も日本在住のケーシーさんはキラキラネームの意味も理解している。ケーシーさん、アメリカのキラキラネーム教えてー！
ケーシーさん「う～ん、キラキラネームか……」
──ひょっとして、ない？
ケーシーさん「そうだな。ないな。名前のブーム的なのはあるから、今人気のある名前は数年すると古臭いイメージが付いてきて不人気になったりはする。でも、さらに数年が経つと再ブームが来るみたいなサイクルだから。
例えば、アメリカ政府が発表した2020年の赤ちゃん名前人気ランキングを見ると、男の子の名前の人気1位は「Liam」2位は「Noah」3位「Oliver」4位「Elijah」と続いてるけど、俺の子供の頃はこの4つは結構おじいちゃんのようなシワシワネームだった。
名前の再ブームのきっかけは色々あるけど、親戚への尊敬を込めておじいちゃんやひいおばあさんなどの名前を子供に名づける習慣があるから、2・3世代前の名前が再び人気が出ることが多いかな」
・キラキラネームがない理由
それにしても珍しい名前とかもないんですか？ 例えば、ケーシーさんが出会った中に、「珍しい名前だな」と思った人とかいないんでしょうか？
ケーシーさん「そうだな。そもそも名前に対して珍しいと思ったことがない。ロス生まれ育ちで、小さいころから色々な人種の同級生や部活のチームメイトなどがいた。そういう環境だったからか「まあ、色んな名前があるな」ってくらいの感覚で、今思い出してみてもアメリカで「あっこの人の名前珍しい」って思ったことはないな」
──とのこと。言われてみれば、人種が違えば、名前はキラキラネームどころの違いではない。そもそも「普通はこう」というものがないから珍しいという感覚もないということのようだ。なるほど、納得しかない。
そう考えると、キラキラネームという感覚は日本ならではな気がする。私が子供の頃には名前でイジられることもあったし、ひょっとしたら今日も名前を笑われて恥ずかしいと感じている人がいるかもしれない。
でも、まあ気にするな。そんなのアメリカ人からしたら「何言ってんの？」って話なんだから。キラキラネームイジる人、グローバルに見たらスベってますよー！
参考リンク：Top 10 Baby Names of 2020
執筆：中澤星児
Photo：Rocketnews24.
