衆議院予算委員会理事懇談会を開催しました。
昨年12月に明らかになった、国土交通省における基幹統計、建設工事受注動態統計の不適切書き換え問題。
その経緯、事実関係、原因等について第三者検証委員会の報告書が提出されましたので、同理事懇談会で国交省からヒアリングをしました。
このような不適切書き換えが行われたこと自体は、本当に言語道断なことです。徹底的な再発防止を求めます。
同時に今日私が問題視したのは、12月の岸田総理を含めた政府側の答弁。当時総理は、「この問題は既に是正されていて、今の統計は間違っていない」という答弁をしました。それをベースに、私たちは12月の臨時国会での補正予算案審議に臨みました。
ところが今日の報告書を見ると、調査開始後分かったこととして、都道府県から引き続き正規ではない数値が届けられていて、その影響が現在どれだけ起こっているのか、今まだは分からないのでさらなる検証が必要だとされています。
つまり総理が12月に答弁したように、「この問題は既に是正されていて、今の統計は間違っていない」、ではなかったということ。
総理の国会での答弁が間違っていたということです。間違った答弁をもとに補正予算案の審議を行ってしまったということです。
これをどう説明するのか、国交省に対してはペーパーにて報告するよう求めました。来週から始まる通常国会で行う来年度予算案審議の前提として、この点はクリアになっていなければなりません。
大串博志