日本最低気温の町で高性能断熱材搭載の「エンデバージャケット」を試してみた

GIZMODO

こちらは、メディアジーンコマースチームからの記事です。

ライフハッカー[日本版]からの転載

上半身だけは耐えれました……。

現在、姉妹サイトmachi-yaで人気上昇中のハイテクアウター「エンデバージャケット2021」。宇宙服にも採用される高性能断熱材を活用することで極寒でも耐えられるのが特長だそう。

とはいえ、マイナス10度以下が日常にある方も限られるので本当にその実力があるかは疑問ですよね?

前回は気温一桁の都市部で試着したのですが、今回は真の実力を試すべくマイナス20度の環境で試してきました

外も激寒だけど施設内もすごい

Photo: junior

今回訪れたのは北海道上川郡上川町にある「北海道アイスパビリオン」。

1月平均気温がすでにマイナス8.5度という極寒であり、過去には日本最低気温を記録した町です。そしてこの施設では常時マイナス20度や瞬間的に日本最低気温(マイナス41度)を体験できるんですよ。

Photo: junior

施設周辺の様子がこちら。

見事に一面銀世界ですが、撮影時は晴天に恵まれたこともあり気温は当日の最高気温であるマイナス5度

露出している顔はもちろん、極寒仕様でないパンツやシューズ越しには冷気がジワジワと伝わってきますが「エンデバージャケット2021」を着ている上半身は隙間風を除けば直接的な冷たさを感じませんでした。

Photo: junior

こちらが館内のマイナス20度ゾーンに入ったところ。

筆者保有の気温計は一定間隔で計測するため徐々に表示温度が下がるのですが、露出している部分が寒すぎて待ちきれなかったためマイナス14度時点での撮影になった点はご容赦ください。

Photo: junior

ちなみにマイナス20度の世界は濡れタオルを少し振り回すだけで凍ってカチカチになる気温でしたよ。

ジャケット内は温度が保たれる

Photo: junior

ここからはスマホでもサーモグラフィーが撮れるカメラFLIR Oneを使って温度を測ってみました。

なお、環境や被写体との距離などで誤差も生まれるため完璧な計測ではない点は予めご了承いただきつつですが、館内気温は約マイナス17度の表示に。

Photo: junior

ジャケットの表面は約マイナス6度。

撮影の直前に若干寒さが緩和された部屋にいたため、まだ温度が下がりきっていなかったようです。

Photo: junior

そしてエンデバージャケットを開いた直後のセーター温度は約18度。この記事でようやくプラス域の温度が登場しましたね(笑)。

ジッパーを開けた瞬間から冷気が流れ込む状況やシャッターを切る若干のタイムラグを考慮すると、実際にはもう少し温かかったと考えられます。

数値的にもしっかりと冷気を通さず、体温で温まった空気を閉じ込められていることが分かりました。

Photo: junior

動画での様子がこちら。

先に紹介した画像よりも中の温度が低いですが、これは撮影に手間取って何度もジャケットを開けたことで身体が冷えていたためかと思います。

ウインタースポーツもOK

Photo: junior

防寒性能以外の機能もご紹介しておきます。

外側は防水防風に加え、高い耐水圧も兼ね備えているため直接水をかけても押し込むことをしなければ濡れることはありません。

雪も払えばサッと落ちますし、冷たさもほとんど感じませんよ。

Photo: junior

パウダースノーに飛び込むこともOK!

Photo: junior

大きな内ポケットもあるため、グローブなどを収納するにも便利でした。

またスノーカーフを使えば下からの冷気や雪の侵入も防ぐことが可能です。

Photo: junior

最後に補足ですが、発熱ジャケットではないので着るだけでポカポカする製品とは思わないでください。

高性能断熱材によって身体に直接冷たさは伝わりませんが、首元や袖口あるいは裾から入ってくる冷気で身体が冷えることはあります。中の温かさを保つためには、袖口を絞ったりマフラーやネックウォーマーで首元の隙間を埋めるなどの対策もお忘れなく。

とはいえ、全体的には冷気耐性も抜群なジャケットであると言えるでしょう。

1着あると冬の通勤通学や自転車やバイクの乗車、あるいはスキーやスノボとマルチに活躍してくれそうですよ!


宇宙服にも採用される超高性能断熱材エアロゲルを採用した、極寒対応アウター「エンデバージャケット2021」は現在、クラウドファンディングサイトmachi-yaにてキャンペーンを実施中。

執筆時点では一般販売予定価格から10,000円OFFの49,800円(税・送料込)からオーダー可能でした。

お届けは1月下旬からとのことですので、この冬に試してみたい方は下のリンクからチェックしてみてください!

取材協力:北海道アイスパビリオン

Source: machi-ya