Google Homeアプリの一部の機能が削除され、動作しなくなったことが明らかになった。特許侵害への対応によるものとみられる。
削除されたのは、Googleのスマートスピーカーの音量をスマホで調整する機能と、グループ化された複数のスマートスピーカーの音量を一括で調整する機能。これはGoogleとSonosの間で行われていた特許侵害をめぐる訴訟で、特許侵害を訴えるSonosの主張を米国国際貿易委員会が認めたことにより、回避策が実施されない場合、輸入禁止の措置が取られる可能性があることから機能削除に至ったものとみられる。Googleのコミュニティサイトの該当スレッドでは、この機能を目当てにGoogle HomeやGoogle Nestなどスマートスピーカーを購入したユーザーから同社の対応に批判の声が殺到し、炎上状態となっている。ちなみにこの特許侵害はスマートスピーカーに限らずAndroidやChromebookなども対象に含まれるとSonosは主張しており、今後ほかのデバイスに影響が及ぶ可能性もある。