キーボードにこだわる人々の間では左右分離型キーボードや格子配列キーボードといった一般的なキーボードとは異なる形状のものが重宝されています。そんな独特なキーボードの中でも「CharaChorder」はレバー状の部品を大量に配置した奇抜な見た目をしており、タイピングテストで不正を疑われるほど爆速タイピングが可能とのことです。
CharaChorder – Type at the Speed of Thought – Peripheral Device
https://www.charachorder.com/
This Keyboard Lets People Type So Fast It’s Banned From Typing Competitions
https://www.vice.com/en/article/3abavv/this-keyboard-lets-people-type-so-fast-its-banned-from-typing-competitions
爆速キーボード「CharaChorder」の見た目はこんな感じ。白と黒のレバーが左右に9個ずつ合計18個搭載されています。
レバーは上下左右の4方向に動き、それぞれの方向にアルファベットや方向キー、マウスの移動などが割り当てられています。
また、「CharaChorder」には「h」「e」「l」「o」を順番に関係なく同時押しすれば「hello」と入力し、「w」「o」「r」「l」「d」を同時押しすれば「world」と入力する入力補助機能「Chorded」が搭載されています。この「Chorded」と独特なレバー入力を組み合わせることで一般的なキーボードと比べて必要な指の動きが500%削減されるとのこと。
「CharaChorder」の開発者であるRiley Keen氏は、「CharaChorder」を使ってタイピングサイトの「Monkeytype」で「500WPM(1分間に500単語入力できる速さ)」という超ハイスコアをたたき出しました。しかし、「Chorded」によって1文字ごとの入力間隔が人間には不可能な速さに達していたことから、Monkeytypeから不正認定されてランキングには反映されなかったとのことです。
なお、記事作成時点では「CharaChorder」は在庫切れ状態となっており、入力補助機能「Chorded」を搭載した一般的な見た目のキーボード「CharaChorder Lite」が2022年3月に登場予定となっています。
CharaChorder Lite – Pre-Order | CharaChorder
https://www.charachorder.com/product-page/charachorder-lite
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