ジャニーズでは昨年、関西Jr.出身の「なにわ男子」がデビューを果たした。2018年結成のグループで、約3年の活動を経て21年11月にデビューを果たした。関ジャ二∞の大倉忠義がプロデューサーを務めていることでも知られる。
「なにわ男子」の次にデビューするのは、どのグループだろうか。2022年の活躍が期待されるJr.たちを見ていきたい。
ダンスが武器のTravis Japan
まずは、2017年から現体制で活動している「Travis Japan」だ。グループ名は、メンバーがアメリカのダンサーで振付師のトラヴィス・ペインの指導を受けて選ばれたことに由来する。これまでもダンスが得意なジャニーズメンバーは少なくなかったが、彼らもまた武器としてダンスを全面に押し出している。
そんなTravis Japanが21年8月からスタートさせたのが、単独YouTubeチャンネル「+81 DANCE STUDIO」。シブがき隊・光GENJIから嵐に至るまで歴代ジャニーズの名曲をTravis Japanが新たなパフォーマンスとして披露し、世界へ向けて発信するというコンセプトで、まさに彼らにピッタリのチャンネルだ。
動画ではメンバー全員でのパフォーマンスの他、7人が様々な組み合わせでダンスパフォーマンスを行なっている。いつもの一糸乱れぬダンスはもちろん、組み合わせ次第でそれぞれの個性を味わうこともできる。「誰がセンターに立っても成立する」という彼らのパフォーマンスは、ひとりひとりのスキルの高さあってこそと再確認することができるだろう。
コレオグラファー(振付師)には日本を起点に世界で活動するダンスクルー「GANMI」をはじめとする、第一線で活躍し続けているダンサーらを迎えており、時にはともにパフォーマンスすることも。そこで現れるのはプロダンサー顔負けの7人の姿だ。ジャニーズJr.として踊るダンスとは違ったジャンルであるにも関わらず、細かい音取りや音ハメ、表現力は目を瞠る。
もちろん、主演舞台「虎者 NINJAPAN」や単独コンサート「Travis Japan Live tour 2021 IMAGE NATION~全国ツアーしちゃってもいいですかっ!~」を行なうなど、ジャニーズグループとしての活動もしっかり行なっている。それに加えて、先述のYouTubeでの活動などで自分たちの武器も全面に押し出すという、これまでありそうでなかったポジションを築いている。新しい道を開拓していく彼らに2022年も注目だ。