皆さんはご存じだろうか? ユニクロのヒートテックはめっちゃ伸びるということを。そこで! 「膝下まで伸ばすことができたらワンピースとして着用できるのではないか?」と考えた私たちは、限界まで伸ばすことに挑んだ!!
これはファッションの可能性を常に模索する男たちの物語である──。
・ユニクロのヒートテック長袖Tシャツの限界に挑戦
当サイトの「ファッション研究チーム」はユニクロのジョガーパンツで「首パン」に作り出すことに挑戦し成功を収めている。この好例にならって、今回はヒートテック長袖Tシャツの新しい可能性を切り拓くことにチャレンジした。
購入した商品はヒートテッククルーネックTシャツの4XL。価格はセール品で税別500円だった。
そしてワンピースに仕立て上げてくれるのは、首パンクリエイターとしてもお馴染みのGO羽鳥氏とP.K.サンジュン氏だ。この2人に任せれば、大抵は上手くいく。本当に頼もしい漢達(やつら)だ。
まず初めに、私(佐藤)が挑戦。無事に長袖Tシャツをワンピースにできるのか?
羽鳥「じゃあ寝っ転がって。俺に身体を預ける感じで」
佐藤「これでいいの」
サンジュン「じゃあセットします。身体の力を抜いてください」
サンジュン「では行きます。楽にしててください」
佐藤「え? すげえ怖いんだけど……。股に足、突っ込むの?」
羽鳥・サンジュン「せ~の!」
羽鳥・サンジュン「オリャーーーーーーー!!!!」
あああああああああああああああああ!
ああああああああああああああああああああああああああああ!!
サンジュン「来てる来てる来てる!」
羽鳥「がんばれ、もう少しだ!」
羽鳥「よっし、これでいいじゃない? 立ってみて」
佐藤「ダメじゃん! 元に戻った。すげえなヒートテック! 伸びるし縮む」
佐藤「感心してる場合じゃない。これじゃあ外に出られないよ。もう1回やろう!」
羽鳥・サンジュン「せ~の!」
羽鳥・サンジュン「オリャーーーーーーー!!!!」
佐藤「股間に直撃ィイイイ!」
佐藤「どう? 伸びた?」
羽鳥「さっきより伸びてる」
サンジュン「ヒートテック、手強いな」
お次は中澤星児だ。
中澤「あのねえ、佐藤さんは大げさなんですよ、いっつも。イチイチ騒ぎすぎ」
羽鳥「じゃあ俺に身体を預けて寝っ転がって」
中澤「ちょっと待って。怖い! すげえ怖いんだけど!!」
サンジュン「セットします。身体の力を抜いて~」
サンジュン「行くぞ~!」
中澤「イヤ! なんかイヤ~!」
羽鳥・サンジュン「せ~の!」
羽鳥・サンジュン「そりゃーーーーーーーーー!!!!」
ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!
羽鳥「いいぞ! 来てる!!」
サンジュン「来てる来てる! 膝下まで来てる!」
羽鳥「がんばれ、もう少しだ!」
羽鳥・サンジュン「よっしオケ!」
中澤「これめっちゃ戻ってないっすか?」
そして最後はあひるねこ。
あひるねこ「また僕もやんの?」
羽鳥「はい寝っ転がって。上半身は俺の方に倒して」
サンジュン「セットするよ、力抜いて」
あひるねこ「セットってナニ? 怖い怖い怖い」
羽鳥・サンジュン「ドリャーーーーーー!!」
アヒィイイイイーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
羽鳥「よ~し、来てる来てる。順調だぞ、がんばれ!」
サンジュン「ッシャアアアアアアアアアア!」
羽鳥・サンジュン「よっしオケ!」
あひるねこ「全然膝下まで行ってないし。むしろヒートテックの伸縮性の高さにビビる」
このままでは外に出ていくことができない。ということで、ヒートテックの裾をクリップでハイソックスに止めることになった。
羽鳥「挟みこんでしまえ」
サンジュン「止まってりゃいいんだ」
こうしてやや強引にヒートテックワンピースの完成!
・いざ、スタバへ!
では行こう! 俺たちのスタバへ~!!
佐藤「寒いな」
中澤「そりゃそうでしょ、肌着1枚っすからね」
佐藤「この道がいつも長く感じるのは気のせいか?」
あひるねこ「気のせいではない」
中澤「あ、クリップが外れた」
佐藤「しょうがねえな、俺がつけてやる」
佐藤「よっし、ついた」
中澤「ありがとうございます。ハイタッチ」
佐藤「あ、また外れた。ハイタッチは危険だ。気をつけようぜ」
中澤「今度はこっちが外れた」
あひるねこ「世話の焼ける人ですね、つけてあげますよ」
あひるねこ「つきましたよ」
中澤「ハイタッチ」
佐藤「ハイタッチは危険だって言ってんのに、お前らしょうがねえなあ」
佐藤「ここの信号待ちも長く感じるんだよなあ」
あひるねこ「後ろ交番ですからね。早く向こうに行きたい」
佐藤「この横断歩道をひそかに「国境」と呼んでる」
中澤「わかる」
無事にスタバ前に到着。今回は手が使えるので、コーヒー買えるぞ!
佐藤「俺が買ってきてやるから、お前ら外で待ってろ」
中澤「中に入るのも勇気がいるけど、外で待つのも勇気がいる」
あひるねこ「一刻も早くこの場を立ち去りたい気分」
佐藤「お待たせ、あったかいコーヒーだぞ」
佐藤「コーヒーあったけえなあ! 美味いなあ!」
あひるねこ「そもそも我々が薄着すぎるんだって」
中澤「アツ!」
ということで、ヒートテック長袖Tシャツのワンピース化に成功し、無事にスタバにもたどり着くことができたぞ!
そして我々はこの困難を乗り越えて、さらに絆を深めることができた。
帰りには股下にクリップを装着して、パンツスタイルで歩く術を発見した。
佐藤「ファッションって奥が深いな」
中澤「そもそもファッション研究チームってナンすか?」
あひるねこ「あ、僕もそれ聞こうと思った」
佐藤「衣料品の新しい可能性を模索することが、我々ファッション研究チームの使命だ」
中澤「コレも可能性?」
佐藤「そうだ。首パンに続いて我々はまた新しい扉を開いた。胸を張っていいんだぞ」
あひるねこ「むしろ恥じるべきでしょ」
我々の挑戦は続く……。
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24