WhatsApp、「Novi」による仮想通貨送金のテストを開始

CNET Japan

 人気メッセージアプリ「WhatsApp」で新たな送金手段が提供される。米国の一部のユーザーは、WhatsAppのチャット内で直接デジタルウォレット「Novi」を介して仮想通貨をやり取りできるようになる。

WhatsAppのロゴ
提供:Angela Lang/CNET

 Noviは、WhatsAppやFacebookを提供するMetaのプロジェクトの1つで、10月からグアテマラと米国の一部地域で試験運用されている。この試験運用では、仮想通貨Pax Dollarの送金や受け取りができる。Metaは、独自の仮想通貨「Diem」の発行に向けた取り組みも続けている。

 Diem発行に向けたMetaの取り組みは、米上院議員らの反対や、複数の初期パートナーのプロジェクト離脱などの逆風に見舞われた。Noviは、今でもDiemに注力しているとし、Diemは同デジタルウォレットの長期計画の一環だと述べている。

 Noviの責任者で年内の退職を表明しているDavid Marcus氏はツイートで、WhatsAppのパイロットプログラムを「正しい方向へのさらなる小さな一歩」とし、「個人的には、これは最高のチームからの最高の餞別だ」と綴った。

 Noviの次期責任者であるStephane Kasriel氏はツイートで、このパイロットプログラムを「入り口」と表現し、フィードバックを受けた後に拡張していく計画だと述べた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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