40代俳優に「シワ消し加工」→まるで別人に  独映画の日本版ポスターが物議「作品への冒涜」

J-CASTニュース

   ドイツ映画「アイム・ユア・マン」の日本向け宣伝ポスターが物議を醸している。

   本国版にはあった俳優の顔のシワが、日本版のポスターでは画像加工で消されていた。この違いに、ネット上では「単純になんで?」「作品への冒涜」など批判の声が相次いでいる。


  • 「Ich bin dein mensch(原題)」本国・ドイツ版、公式サイトより


  • 「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」日本版、公式サイトより

「単純になんでなん??????」

   日本では2022年1月14日に全国上映される予定の同作は、ある極秘実験に参加した女性科学者「アルマ」と、理想のパートナーとしてプログラムされたヒューマノイド・ロボット「トム」の共同生活を通じたラブロマンスを描く。

   それぞれ俳優のマレン・エッゲルト(47)とダン・スティーヴンス(39)が演じている。

   日本版ポスターについては、あるツイッターユーザーが10日に各国のポスターと比較して疑問を呈したことで注目を集めることとなった。

   本国・ドイツ版のポスターはオレンジ色の背景に、うっすらと微笑んで横たわる主演の2人が映されている。俳優の顔にはほうれい線や額、目尻のシワなどが確認できる。英語版や韓国版もコピーの位置など細かい部分が異なるだけで、ほとんど同じ仕上がりだ。

   しかし日本版のポスターでは、肌のシワなどが画像加工によって全て消され、ツルツルとした人工的な肌感になっている。映っているのは若い男女のようにも見える仕上がりだ。また背景色はグレーに変更されている。

   日本版ポスターからシワが消えていることを指摘した投稿を受けて、ツイッターでは、

「単純になんでなん??????」
「ひどいなこれ…こんなの全く違う人でしかない」
「作品への冒涜と捉えられても仕方ない」

などと批判の声があがっている。

   J-CASTニュースは11日から、配給会社のアルバトロス・フィルム(東京都中央区)に、大規模なレタッチを行った意図やネットでの批判への見解などを尋ねたが、15日20時までに回答はなかった。回答があれば追って伝える。

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