新庄監督「代打オレ」は本気の野望か 現役時代の破天荒ぶりから見る「実現可能性」

J-CASTニュース

   日本ハムの新監督に就任が決まった新庄剛志氏が、メディアの注目を独占している。2021年11月4日の就任会見でも、「新庄流」をいかんなく発揮し、大きな注目を集めたばかり。

「今季限りで退任する栗山監督は10年間の長期政権で近年は下位に低迷し、閉塞感が漂っていた。次期監督はGMに就任した稲葉篤紀氏が既定路線だと思われていただけに、この抜擢はサプライズです。

どういった野球を見せてくれるのか全く想像がつかない。日本ハムファンだけでなく、プロ野球ファンがワクワクしていると思います」(スポーツ紙デスク)


  • 日ハムの新監督に決まった新庄剛志氏(写真:Thomas Anderson/アフロ)


  • 新庄氏のインスタグラム(@shinjo.freedom)より

引退宣言、二刀流挑戦も…

   新庄氏を一言で表現するならば、「破天荒」だろう。

   阪神のスターとして人気絶頂だった時に突然の引退宣言。敬遠球に飛びついてサヨナラ打を放ったり、野村克也監督の発案で投手と外野手の「二刀流」に挑戦したりしたこともあった。ファンが予想さえしなかった行動を続けてきたのだ。

   メジャー挑戦時は「通用しない」という見方が多かったが、チャンスに強い打撃でジャイアンツ在籍時に日本人初のワールドシリーズ出場を果たした。日本ハム時代は試合開始で守備へ就く際に、ハーレーダビッドソンのバイクを運転して守備位置へ向かうなど、「新庄劇場」で球場を盛り上げた。

   実力も伴っていた。17年間の現役生活で、「球界屈指」と形容された外野の守備でゴールデングラブ賞を10回受賞。打撃でも日米4球団で1524安打、225本塁打をマークした。その派手な言動とは裏腹に、意外にも「理論派」で知られていた。

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