Wi-Fiに対応していないPCを接続するには?【“Wi-Fiの困った”を解決:デバイス編 第3回】

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【A】「Wi-Fi子機」を使いましょう

 デスクトップPCの場合、有線LANによるネットワーク接続には対応していても、Wi-Fiでの接続はサポートしていないケースがあります。

 こうしたWi-Fi未対応のPCをWi-Fiルーターに接続したいとき、便利なのが「Wi-Fi子機」や「無線LANアダプター」などと呼ばれる製品です。

 これはUSBやデスクトップPCに内蔵する拡張カードを接続する「PCI Express」といったインターフェースでPCと接続し、Wi-Fiの利用を可能にする製品であり、さまざまな種類のものが販売されています。

USB接続のWi-Fi子機である、バッファローの「WI-U3-866DS」。USB接続のため、手軽にPCをWi-Fiに接続することができる

 Wi-Fi子機を購入する際に注意したいのは、対応しているWi-Fiの規格です。最新の「IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)」に対応しているもの、あるいはそれよりも前の規格である「IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)」や「IEEE 802.11n(Wi-Fi 4)」までしか対応していないものなど、製品によって対応している規格は異なります。

 Wi-FiルーターがIEEE 802.11axに対応していても、Wi-Fi子機がIEEE 802.11acや同802.11nまでしか対応していなければ、Wi-Fiルーターのスペックを最大限に生かすことができません。しっかりチェックしましょう。

 PCと接続するインターフェースも確認しましょう。現時点では、USB 2.0やUSB 3.0、PCI Expressといったインターフェースに対応した製品があるので、利用するPCに合ったものを選びます。

「Wi-Fi中継機」を使ってWi-Fiに接続

 このほかにも、「Wi-Fi中継機」と呼ばれる製品を利用し、Wi-Fiに対応していないPCをWi-Fiにつなぐ方法もあります。

 Wi-Fi中継機とはWi-Fiの電波を中継するための製品で、より遠い場所でWi-Fiが使えるようになります。

 このWi-Fi中継機には、有線LANのインターフェースを備えている製品があり、これを利用すれば有線LAN経由でPCをWi-Fiにつなぐことが可能です。

 具体的には、Wi-FiルーターとWi-Fi中継機を無線で、Wi-Fi中継機とPCを有線LANで接続します。

 なお、Wi-Fi中継機を用いたWi-Fiへの接続は、有線LANにしか対応していない液晶テレビやレコーダー、オーディオ機器などをWi-Fiに接続したいときにも有効です。

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