こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日で、衆参3日間に渡る本会議・代表質問が終了しました。
本会議、終了。岸田総理に「新自由主義的な政策とは具体的に何か」と質問しても「市場原理主義、優勝劣敗という冷たいイメージがある」という印象論しか返ってこず、意味不明。株式会社による農地取得も、電波オークションも何一つ実現しなかったアベノミクスの何が市場原理主義なのか?選挙の争点だ。
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) October 13, 2021
維新は衆議院では馬場伸幸幹事長が、参議院では片山虎之助共同代表が再三に渡り
「総理の言う新自由主義とは何なのか」
「具体的に、どのような新自由主義的な政策が行われてきたと考えているのか」
と問うてきましたが、岸田文雄総理からは
「新自由主義には、市場原理主義で優勝劣敗という冷たいイメージがある」
という謎の答弁が繰り返されるだけでした。いや、言葉のイメージで答えられましても。
そもそも「新自由主義」という言葉には党派性を帯びた批判的な意味合いがあるので私は積極的に使いませんが(市場と自由競争を尊ぶ自由主義で十分)、具体例があればまだわかる・論争になるんですよ。
解雇規制が完全に撤廃されて、正社員がどんどん首を切られるようになったとか。
株式会社が農地取得ができるようになって、農業分野における競争が激化したとか。
電波オークションが解禁されて、普通の民間企業でもお金があれば電波事業に参入できるようになったとか。
その結果、格差が開いて世の中が貧しくなったけしからん!というなら理解できるのです。
でも、これらは何一つ自民党政権・アベノミクスで実現していません。
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結局は自民党も岸田総理も、経済成長できなかった失敗を体よく世間から評判の悪い、「冷たいイメージ」のある新自由主義に押し付けているだけなんですよね。
既得権益をひたすらに守り、規制を強化して新規参入を阻んでいれば、そりゃあ世界に置いていかれて経済成長は鈍化、成長がなければ分配もできず格差は開く一方です。
改めて私たちは、いわゆる「新自由主義的な政策」が行き過ぎたから格差が開いたのではなく、自由競争と民間の活力を信じる規制改革が足りなかったから現在の停滞があるのだと改めて主張していきたいと思います。
【グラレコ版日本大改革プラン】
維新が発表した「税と社会保障と成長戦略」三位一体の政策パッケージ。多くの方に改革の方向性を知っていただきたく、より親しみやすいように #グラレコ で表現してみました。
※拡散歓迎、転載自由です!(内容の改変や修正はNG)https://t.co/qFIbMmUfTI— 藤田文武(衆議院議員 日本維新の会) (@fumi_fuji) October 13, 2021
維新の改革プランについては、藤田文武議員が流行りのグラレコ(グラフィックレコーディング)にしているので、ぜひこちらも御覧くださいませ!
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動画でも政策の話をしています。
それでは、また明日。
音喜多駿/おときたしゅん
参議院議員(東京都選挙区) 37歳
1983年東京都北区生まれ。海城中・高校→早稲田大学政治経済学部を卒業後、モエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、都議会議員に(二期)。 地域政党「あたらしい党」前代表。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、政治や都政に関するテレビ出演、著書も多数。37歳、二児の父。日本維新の会から公認を受けた参院選にて初当選、参議院議員に。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
著書に「ギャル男でもわかる政治の話(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」、「東京都の闇を暴く(新潮社)」
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