掃除機の進化形は電動ほうきだった…!
ここ最近おうち時間が増えて、イヤでも家の汚れ具合が目につくようになりましたよね。
気になった時点でちょこちょこ掃除すればホコリをため込まないで済む、それはよーくわかってます。でもいちいち掃除機を出してきたり、充電器から外したり、コンセントに差し込んだり、ゴミ捨てしたり、また収納し直したりするのは、おだやかに言ってしち面倒くさいです。
そんな掃除機の3K=「重さがキツイ」、「ゴミ捨てがキタナイ」、「収納がキビシイ」を解決したまったく新しいカタチの掃除機がパナソニックからデビューしました。
スティック型掃除機の極み
ご覧のとおり、ほぼ棒です。
従来あるはずのダストボックスが見当たりません。
で、ダストボックスはどこにあるかっていうと、ここ。
こちらのセパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス(品番 MC-NS10K)」は、ダストボックスと充電ステーションが一体化した「クリーンドック」を搭載した国内初のモデル。
掃除機本体をクリーンドックに戻すだけで、本体内にたまっているゴミをクリーンドックが自動的に吸い取ってくれるんです。ちょっとイメージしにくいので、こちらの動画をどうぞ。
ちょこっと掃除に最適
掃除機本体の集じん容積は0.05Lと決して大きくないですが、ふとした時にササッとお掃除するぐらいなら十分かな。
一方で、クリーンドックには0.8L(家庭によって差が出ると思いますが、目安としては50日分)のゴミを溜めておけるので、紙パックを月に一度ぐらい交換するだけでゴミ捨てが完了してしまうという、なんとも合理的な仕組みとなっています。
ゴミ捨ての手間が省ける上に、クリーンドックが掃除機を掃除してくれるので、目づまりしないで常に良好な吸引パワーを維持できる利点も。
ちなみに運転時間はHIGHモードで約6分、AUTOモードで約10〜15分だそうで、一度に家中の掃除をガッツリ済ませるにはやや足りなさそうです。空っぽからフル充電までにかかる時間はおよそ3時間だそうなので、あくまでホコリに気づいたらすぐ掃除、みたいな習慣を身につけるためには最適な掃除機かもしれません。
圧倒的な軽さ
ダストボックスを本体から切り離したことで、掃除機本体が軽くなるというメリットも。
本体の重さは約1.5kgで、重心が低く設計されているため手元にかかる重量はわずか0.45kgだとか。これまで集めてきたゴミをわざわざ一緒に持ち歩かなくてもよくなった分、手元が圧倒的に軽い!ソファの下もすいすい行けちゃいました。
メンテナンスの負担も軽く
軽くて小さいノズルはちょっとした家具のすきまにも入っていけて、かゆいところに手が届く感じがしました。
実はこのノズル、単に小さくて軽いだけじゃなく「からまないブラシ」を搭載しています。パナソニックによれば、円錐型のブラシを2本使って中央にゴミを集めるので、髪の毛やペットの抜け毛などが絡まりにくい仕組みになっているそう。
でもゴミを溜め込んだら臭くならない?
50日分のゴミを溜めておいては、クリーンドック内がにおってしまうのでは…?と心配になりましたが、その点はパナソニック独自の「ナノイーX」で除菌・脱臭するので安心だそうです。
ナノイーXといえば、パナソニックの空気清浄機やエアコンにも使われている技術ですよね。なるほど、その手があったか!
「心まで軽くなる掃除機」とは
掃除ってめんどうだなあ。
これ、心底思います。やってもやっても終わりが見えない家事だからこそ、掃除って不毛だなと思ったりもします。
「パワーコードレス」の開発者はそんな掃除に対するストレスを軽減すべく、掃除機を出してくるところから始まりゴミ捨てで終わる「掃除」という一連の行動をデザインしてみよう!と考えたのだそうです。
そうしてたどり着いた理想は「ほうき」。細い棒だから気軽に持ち出してきて使えるし、しかもその使い方についてあれこれ悩まなくてもいいぐらいにシンプルな機能性を備えています。そこからたくさんの試行錯誤を経て生まれたのが、ほうきみたいに気軽に使えるまったく新しいタイプの掃除機だったそうです。
無駄を省いたシンプルなかたちは、ただそこにあるだけで美しいのも魅力です。
パナソニックのセパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス(品番 MC-NS10K)」の発売日は10月25日。メーカー希望小売価格は6万5000円です。別売りの紙パックは10枚入りで946円。
いまだにキャニスター型の掃除機(もちろんコード付き)をだましだまし使っている筆者からしてみたら、救世主にも似たオーラを放つ期待の新家電でした。
Reference: パナソニック