共同通信社
自民党の野田聖子幹事長代行は16日、記者会見をおこない総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補すると表明した。
野田氏は出馬を決意した理由について、他の候補者たちの政策に「私が政治家として取り組んできている小さき者、弱き者、その人たちを奮い立たせるような政策を見つけ出すことができなかった」と説明。「これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障がい者がこの社会の中で生きていける、そして生きる価値がある保守の政治を自民党の中で作り上げていきたい」と語った。個別の政策については17日からの論戦で披露するとしている。
正式な出馬表明は、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務大臣、河野太郎行政改革担当大臣に続き4人目。総裁選は17日に告示され、同日、所見発表演説会と候補者による共同記者会見が予定されている。
【会見全文】
このたび総裁選に必要な推薦人20人を整えていただきまして、私、野田聖子、このたびの総裁選挙に出馬をさせていただくことになりました。
2日ほど前から、各候補者の様々な政策、大変素晴らしいものばかりなんですけれども、私が政治家として取り組んできている、小さき者、弱き者、その人たちを奮い立たせるような政策がなかなか見つけ出すことができなかった。
これから日本が求められているのは多様性、人口減少とか高齢化の中で次の日本を作るために、これまで主役になれなかった女性、子ども、高齢者、障がい者がこの社会の中で生きていける、そして生きる価値があるんだと、そういう保守の政治を自民党の中で作り上げていきたいと思います。
微力ですけれども、しっかり仲間と頑張っていくことをお約束します。
なお、これから明日に向けて準備をしたいと思います。明日からの論戦で個別の政策についてはみなさま方にご披露させていただきたいと思います。