これからホットコーヒーの美味しくなる季節だ。寒くはなるけど、コーヒー好きな私(佐藤)にとっては心地よいシーズンの到来である。カップから立ち上る湯気を見ると癒されるんだよね~。
とはいっても、ドリップするのが面倒でインスタントコーヒーで手軽に済ませてしまう訳だが……。
それでも美味しいインスタントコーヒーを飲みたい! ということで、コーヒー専門店のマスターにインスタントコーヒーの美味しい作り方を聞いたら、目からウロコだった! 超カンタンに美味くなる!!
・神保町の眞踏珈琲店
作り方を教えてくれたのは、東京・神保町の「眞踏(まふみ)珈琲店」のマスター大山眞踏さんだ。
オープン(2016年9月)当初、お店の公式Twitterのテンションがヤバいと話題になった。今、現在も時々ハイテンションな投稿している。
おっはよォォォォォォォォオオオオオオオッッッ!!!ございまァァァァァァァァアアアアアアアアアアアッッッ!!!本日はァァァァァァァァアアアアアアアアアアアッッッ!!!五周年記念日ッッッ!!!眞踏珈琲店のォォォォォォォォオオオオオオオッッッ!!!五周年記念日でございまァァァァァァァァ
— 眞踏珈琲店公式 (@mafumicoffee) September 1, 2021
そんな眞踏さんに作り方を尋ねた。
佐藤「眞踏さん、インスタントコーヒーの美味しい作り方を教えてもらえませんか? 普段インスタントなんか飲まないかもしれないけど」
眞踏さん「全然飲みますよ。企業も研究を重ねていて、インスタントコーヒーもとても美味しいです。個人的にはネスカフェの『ゴールドブレンド』がコクがあって1番好きですね」
佐藤「インスタントは全然飲まれないかと思ってました」
眞踏さん「飲みますよ。家ではインスタントコーヒーをよく飲みます。手軽で、気楽に飲める良さがありますよね。インスタントコーヒーを美味しく飲める方法があるので、それをお教えしましょうか?」
佐藤「ぜひ! ありがとうございます!!」
快諾頂いたのでさっそくゴールドブレンドを買ってきて、レクチャーしてもらうことになった。
・美味しいインスタントコーヒーの作り方
眞踏さん「準備するのはインスタントコーヒーとお湯、それから鍋が2つあるといいかな? カップ2つでも良いです。まず片方の鍋にコーヒーを入れます。今回は量りますけど、コーヒーの量は好みでテキトーに入れてください」
眞踏さん「鍋にお湯を入れてコーヒーを溶かします。スプーンかなんかで混ぜちゃって良いでしょう」
眞踏さん「ここからひと手間を加えます。鍋のコーヒーを空いている鍋に移し替えます」
眞踏さん「そしてまた元の鍋にコーヒーを戻して……。コーヒーの移し替えを2~3回繰り返します」
眞踏さん「すると表面に泡が浮いてくるんで、それを捨てます。茶こしでもスプーンでも良いので、すくって捨ててください。
「泡を立てて、その泡を捨てる」、このプロセスを2~3回やると良いでしょう」
佐藤「たったそれだけ?」
眞踏さん「それだけです」
眞踏さん「これ、飲んでみてください」
佐藤「本当に美味くなってるの? ゴールドブレンドはうちにもあるから味は知ってるけど、そんなにカンタンに美味くなるもんかね。どれ……」
佐藤「美味い! これ本当にインスタント!? いつものゴールドブレンドと違う!」
・スッキリとした味に
佐藤「なんかスッキリしてますね。後味がめっちゃキレてる。喉越しがスキッ! としてるっていうか。でもコクもちゃんとあるし。なんでなの!?」
眞踏「なんでですかね(笑)、何か科学的な根拠を示せるわけじゃないですけど、僕が修行してた頃に発見しました。インスタントコーヒーを美味しく飲みたいと思って、いろいろやってたら発見したんですよ。
鍋に移し替えている時に浮いてくる泡は「灰汁(あく)」なんじゃないかなと思います。それを捨てるから雑味が抜けて味にキレが出るんだと思います」
佐藤「これはカンタンだ。家でもできますね。今後はこうやって飲もう!」
ちなみに帰宅して実践してみたら、同じようにキレのある味になった。鍋に移し替えている間にお湯が冷めるので、そのまま冷ましてアイスコーヒーにするのもアリかもしれない。
とてもカンタンなので、みんなも実践してみてくれよな!
・取材協力
店名 眞踏珈琲店
住所 東京都千代田区神田小川町3丁目1-7
時間 12:00~20:00(短縮営業中)
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24