発売前からこれほどバズっていた商品も珍しい。何の話かというと、2021年9月6日から発売開始となった井村屋の『アップルパイバー』のことである。もちろん井村屋とは「あずきバー」でお馴染みの、あの井村屋だ。
先述のように『アップルパイバー』は発売情報が明らかになった直後からSNSで話題をかっさらった期待のニューフェイス。そしてここで結論を申し上げてしまおう。アップルパイバーはめちゃめちゃウマい! 超絶ウマい!!
・バズってた理由
井村屋のアップルパイバーが発売前からバズっていた理由は大きく2つ。1つは公開された画像がとんでもなく美味しそうなこと。そしてもう1つが「あずきバーぐらい硬いのでは?」ということである。
ご承知の通り、井村屋の大エース「あずきバー」は度を越して硬いことで知られる鋼鉄のアイス。ネット民の間では「サファイア並みの硬度」として知られている。以上のことからアップルパイバーも「硬いに違いない」と噂されていたのだ。
・硬くない。そしてウマい
で、ここで種明かしをしてしまうと、アップルパイバーは全く硬くない。なんなら逆に “しっとり & ねっとり” とした口当たりのアイスである。もちろんコンディションにもよるだろうが、少なくともコンビニで買った直後に食べたアップルパイバーは硬さと無縁のアイスであった。
そしてそのしっとり具合が最高にウマい! 井村屋によるとアップパイバーは「りんごのシャキシャキとした食感をワンハンドで楽しめるバーアイスです」とのことだが、実際にシャキシャキりんごがたっぷり詰め込まれていた。
また「りんご果肉・パイ生地入りのりんごソースをカスタードアイスで包みました」ともあったが、パイ感はさほど強くない。稀にザクっとした部分にあたるが、基本的な食感はりんごのシャキシャキがメインだ。
りんごソースを覆っているのは主張が弱めのカスタードアイス。アップルパイバーの主役はあくまで「りんごソース」であり、それを邪魔していないバランス感覚も見事だ。井村屋さま、さすがにわかっておられる。
・軽く期待値越え
アップルパイバーは希望小売価格151円だが、個人的には250円~300円くらいの価値は感じた。なにせ最後までりんごのシャキシャキである。フレッシュさを考えれば151円はかなりリーズナブルなのではないだろうか?
正直、かなり期待値を上げて食べてみたが『アップルパイバー』はそれを軽く超えてきた。現在のところ期間限定商品ではあるものの、ズバリ通年販売を熱望したい。あずきバーと同じくらい買います。常備します。
なお、アップルパイバーは9月6日発売であるが、実際に店頭に並ぶのは9月7日からの店が多いようだ。多くのコンビニで取り扱われていたが、中でも記者が訪れたセブンイレブンは100%の確率でアップルパイバーが販売されていた。
というわけで、井村屋のアップルパイバーは絶対に食べておくべきスイーツなので、品切れになる前にコンビニやスーパーにダッシュ推奨だ。マジでウマいからアップルパイバー難民にならないように!