サッポロホールディングスは8月30日、レシピ提案アプリ「うちレピ」(β版)のWebアプリにおいて、京急ストアが運営するスーパーマーケット店舗との連携に関する実証実験を開始したと発表した。
うちレピは、今ある食材から作れるレシピや買い足す食材候補を提案し、料理を通じた家族コミュニケーションを目指すレシピ提案アプリ。ユーザーの料理に関連する行動体験のうち、「在庫管理」「レシピ決め」にフォーカスしたサービス設計が特徴。
また、スーパーマーケットなどでの買い物情報を食材在庫として取得する「購入情報連携」。スーパーマーケットの特売情報などと連携して買い足すべき食材候補を提案する「買足し提案連携」。専用機器を活用し冷蔵庫内の特定商品の在庫情報を食材在庫として取得する「冷蔵庫内在庫情報連携」。そして、調理家電を使用したレシピを掲載し、調理家電と情報連携して使用する機能を自動選択する「レシピデータ連携」という4つの連携について構築を目指し、「買い物」「調理」「保存」へのサービス拡張を図っているという。
今回の実証実験では、そのうちの「購入情報連携」と「買足し提案連携」に関して行われる。
具体的には、東京都・神奈川県でスーパーマーケットを展開する京急ストアと連携し、8月30日から9月30日の期間において、京急ストア2店舗(平和島店・金沢八景店)、もとまちユニオン3店舗(新宿店・日吉店・葉山店)で実施する。
うちレピユーザーは、京急ストアの店舗で購入した食材情報を、スマートフォンを利用したレシート撮影を介して登録することで、自宅食材と合わせて作れるレシピの提案が受け取れるようになる。さらに、京急ストアの特売食材で作れるレシピについても期間中に定期配信するという。
なお、同実験および、6月より展開している各種実証実験を進めることで、現在新型コロナウイルス感染拡大の影響からその機会が急増している家庭での料理において、未来のスマートライフ実現を目指すとしている。