プロ野球・西武は2021年8月25日、佐々木健投手(25)が球団が定める新型コロナウイルスの感染防止ルールに違反したとして、同日から1か月間の対外試合出場禁止の処分を下したと発表した。
違反の内容は、感染リスクの高い行動(同居家族以外との会食など)を禁止している中で、同居家族以外の知人女性との長時間の面会を行っていた、及び、行動記録の提出が義務付けられている中で、未提出および記載漏れがあったというもの。
処分について佐々木投手は「このたびは大変申し訳ございませんでした」とのコメントを発表しているが、この一件をめぐってネット上では「中田翔より重い罰則ってどうなの?」といった反応が上がっているのだ。
無期限出場停止処分からわずか10日後に試合出場
中田翔選手といえば、日本ハム在籍時の8月4日に開催されたエキシビションマッチ」の際にチームメイトを暴行していたことが試合中に判明。このため、中田選手は球場からの退場と自宅謹慎を命じられた。この行為は11日に日ハム球団から発表され、同時に本人を無期限の出場停止処分とすることも公表されたことは記憶に新しい。
しかし、20日になると中田の巨人への無償トレードが発表され、出場停止処分は同日で解除。その後、中田選手は翌21日には巨人の選手として試合に出場。無期限出場停止処分を受けたわずか10日後に試合に出場したことについては
「暴力事件起こした張本人がトレード出されたら処分終了。挙げ句の果てにはいきなり一軍。全く処分になってないじゃないか」
といった、一連の展開に違和感を覚えたとするツイートが相次いだのだった。
中田選手の処分解除がくすぶるなかで発表された佐々木選手の処分。このため野球ファンからは、「つまらない理由で後輩殴った中田翔が10日足らずで女性と会っただけで1ヶ月…逆じゃね?」「暴力より女密会の方が罪が重いプロ野球の闇」といったツイートが続々。他にも、
「中田の件や今回の西武佐々木の件と言いやっぱ球団で差異が生まれるのはおかしい気がする コミッショナーが主体となって12球団でルールを統一&裁定もNPBが決める方がいいと思うね」
と、統一したルールを定めるべきとする声も上がっている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)