夏の全国高校野球選手権で、大阪桐蔭(大阪)の選手が相手チームや審判を気遣う場面があった。
転がってきたバットに…
2021年8月17日の東海大菅生(西東京)戦は、8回表1死で雨天コールドゲームとなった。大阪桐蔭が7-4で勝利し、2回戦に進んだ。
この日は悪天候が続き、選手は泥だらけになった。グラウンドはぬかるみ、内野ゴロが止まってしまう珍しい場面もあった。コンディションが悪い中、大阪桐蔭の選手の気遣いに、野球ファンから称賛の声が上がっている。
7回裏の場面。泥で汚れて手元を気にする審判に、ベンチから選手が飛び出しタオルを手渡した。
8回表・東海大菅生の選手がファウルで手をすべらせた場面でも、”敵にタオル”を送った。バットが1塁ベンチ前に転がると、大阪桐蔭の選手はすぐさまタオルでグリップを拭いて手渡した。東海大菅生の選手は感謝を示した上で受け取った。
SNSでは「素晴らしい光景」「これぞスポーツマンシップ」「この行動はとても微笑ましいし、感動しました」と称える声が相次いでいる。