【正直レポ】アイコスの次世代機「ILUMA(イルマ)」登場! しかし従来機との互換性なし!! 従来のヒートスティックも使えない!そして値段も高い!

ロケットニュース24

加熱式たばこ「アイコス」の販売を手掛けるフィリップモリスジャパンは、かねてからブランドサイトや公式LINEアカウントで予告していた新製品をついに発表した。その名も「アイコスイルマ」だ!

合わせて新製品専用のヒートスティック「テリア」の発表も行ったのだが、大変残念なことに従来の製品と互換性なし! またイチから買い直ししないといけないなんて~~!!(泣)

・気合いの入った発表会

同日都内某所で開かれた記者発表会で、新製品の全貌が明らかになった。振り返れば2019年9月末に2本連続で喫煙できる「アイコス3デュオ」が発売されて以来、約2年ぶりの新製品となる。


当日はフィリップモリス・インターナショナルのCEOヤチェック・オルザック氏もオンライン参加して、記者の質問に答えていた。会場の雰囲気も製品の体験ブースも大がかりで、かなり気合いの入った発表会だった。

さて前置きはこの辺にして、製品の話に入ろうじゃないか。記者向けのサンプルが配布されたので写真を交えて詳しくお伝えしよう。


・2つのモデル

発表されたのは2モデル、フラッグシップモデルの「アイコスイルマプライム」とスタンダードモデルの「アイコスイルマ」だ。従来のモデル(アイコス3デュオ)のポケットチャージャー(ホルダーの充電器)とサイズを比較すると、少しだけ長い。


ホルダーを見比べると、従来モデルより新モデルは少し長い。そのためチャージャーもやや長くなっている。


つまり旧ホルダーを新チャージャーに挿入できない。新旧のモデルを使いまわすことはできないのである。


ちなみに新製品は加熱ブレードがなくなっている。そのためアイコス特有の喫煙後のイヤなニオイはしなくなった。

またホルダーにあったオン・オフボタンもなくなり、スティックを挿入すると自動で加熱が始まって取り出すと自動で停止するオートスタート・オートストップ機能を備えている。2本連続喫煙も可能で、充電サイクルは20本ごととなっている。


・互換性のない専用スティック

続いて専用ヒートスティック「テリア」について。テリアは販売開始時から、3種のレギュラーと3種のメンソール。さらに4種のフレーバー系メンソールの合計11種類のテイストが用意されている。


ヒートスティックも従来品と比較してみよう。並べてみると、長さも太さもほぼ同じであることがわかる。


がしかし、同じなのはサイズだけ! テリアは根本的な構造がまるで違う。ヒートスティックの中には「誘熱体」と呼ばれる金属片が入っており、イルマの加熱方式にのみ対応しているそうだ。

したがって、旧ホルダーに突っ込んで加熱するとホルダーが壊れる可能性もある。絶対に旧ホルダーに挿入しないように。


・値段が高い……

はたしてその味はどうなのか? 何を隠そう私は1日に約2箱を吸うアイコスヘビースモーカーだ。何だかんだ言って、今までのアイコスに満足している男である。

さてイルマとやらを試すとするか……。ス~ッ……、ハ~…………。


う~ん…………軽い。なんというか芯のない味だな。従来のブレード式加熱の芯のある喫味が好きだったんだけど、これにはその重さというか強さというか、とにかく味に芯がない気がする……。

そういえばCEOは、いずれ取り扱い製品を全部イルマにする可能性を語っていたな。全部コレになるのかぁ……。あくまでも個人的な感想としては、今までの方がいい。イルマはちょっと物足りないような……。


そうだ! 販売価格のことをお伝えし忘れていた。販売価格はメーカー希望小売価格でアイコスイルマプライムが1万2980円。アイコスイルマが8980円となっている。

率直に申し上げて高い! 新製品のアイコスは基本的に高いんだよなあ。ぶっちゃけると、従来モデルが壊れない限り「今のままでいい」と思う人は多そう。だって高いんだもん!


・販売開始日

なお、本日(8月17日)からアイコスオンラインストアで予約開始しており、9月2日には順次発送を開始する予定だ。また全国9店舗のアイコスストアと東京・渋谷の期間限定ストアでは、8月18日から発売を開始するそうだ。

そのほか家電量販店やコンビニなどでは9月2日より順次発売を開始する。はたしてイルマはこれまでのアイコスファンに受け入れられるだろうか? 今後の動向に注目したい。

参考リンク:アイコス(サイトの利用は20歳以上)
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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