タイピングの衰えを補ってくれたのは、HHKBのハイエンドモデル「キーボード」でした

GIZMODO

できなくなったことをカバーしてくれるのは、お金とテック。

ちょっと前から、タイプミスが目立つようになったんですよね。文字を打つよりもBSを連打している時間の方が長い。具体的にいうと、Macbook AirのキーボードのUIOPが遠い。Oを打っているつもりがIを打っている。ものすごく手を開いたり伸ばさないと打てない。当然ですが、仕事の効率がとても落ちていました。

Photo:中川真知子

なんとか誤魔化しつつ仕事をしていましたが、手の動きが鈍くなり、訓練してもかつてのような感覚は戻らないのだろうという考えに至ったので、手の動きが最小限で済む「HHKB」を購入しました。

先に答えを言います、悩みはすべて解決されましたよ!

Photo:中川真知子

筆者が手に入れたのは、ハイエンドモデルの「HHKB Professional HYBRID Type-S」。Blutoothと有線の両方で最大4台まで接続可能で、静粛性が高いといわれるやつです。

Photo:中川真知子

なんで1番高い「HHKB Professional HYBRID Type-S」にしたのかというと、BluetoothでiPad ProやiPhoneにも接続できるから。それと、常に持ち歩きたいからですね。重さは900gしかないし、コンパクトなので長時間のノマドワークの時なんかにはカバンに入れてワークのお供にすることができるんです。

打鍵感でREALFORCEと悩んだんですが、持ち歩きを考えて「HHKB」を選びました。

Photo:中川真知子

で、肝心の悩みがどうなったのか、ですが…UIOPのミスタイプは完全に過去のものとなりました。ホームポジションから手を移動させなくてもタイピングできる合理的配列のおかげで、ミスタイプが激減し、必然的ににタイピング速度が上がりました。

Photo:中川真知子

JIS配列にしたのは、Macbook AirがJIS配列なので統一しておいた方がいいかな、と思ったから。ずっとUS配列を使ってきたので、どちらでもいいし、個人的にはEnterキーがホームポジションに近く、スペースキーの打鍵感が好きなUS配列の方がお気に入りなのですが、かな変換とアルファベット変換が楽なのも捨て難くて…。

Enterキーを押すために薬指を伸ばさないといけないのは軽く負担に感じていますが、それ以外での不満はありません。Macbook AirをUS配列で買い替えることがあったら、HHKBも無刻印でUS配列にしてもいいかもしれません。

Photo:中川真知子

レビューを読むと、慣れるまでに時間がかかるという意見もありましたが、私は1日で快適にタイピングできるようになりました。タイピングするのが楽しいから、何か書きたいと思うようになりました。うん、仕事へのモチベーションも上がりましたね。

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「静電容量無接点方式」で高い耐久性を誇り、10年くらいは使えるらしい。ミスタイプが増えた時は、「ライター生命もあと数年かも…。」と人しれず半泣きになっていましたが、「HHKB」とならお仕事をもらえる限り現役でやっていけそう。

自分の衰えを感じた時はかなりショックでした。もう若くないんだなーって思ったし、将来に不安も覚えました。それをカバーしてくれたのが、お金とテックでしたね。これまでにも、食器洗いが苦手なら食洗機頑固な汚れ落としが嫌ならスチームクリーナーと言ったふうにいろんなテックを導入してきましたが、ここまでテックが苦手を克服させてくれるのを実感したことはなかったかも。ライターとしての自信も取り戻せたし、本当によかった。


HHKB Professional HYBRID Type-S」は3万5200円なので、決して安い買い物ではありませんが、買ったことで捌けるようになった仕事量を考えると、全然安い買い物でした。人がいいっていうものは1度は試してみるものだなぁ…。しみじみ思いました。

Source: Amazon.co.jp