東京都大田区内の多摩川河川敷で、バーベキューをしていた若い男女のグループが火の点いたままのコンロなどを放置したと、ツイッターで写真が投稿されて批判を浴びている。
コンロの火は、ツイートの投稿主が消したというが、火事になりかねない事態だ。管理する国交省は、河川敷でバーベキューをするのは自由だとしたが、「マナーはよろしくないと思う」と話している。
「風で河原の草木に引火しかねなかった」
8人の若い男女が、Tシャツ、短パンなどのラフな服装で、多摩川にかかる六郷橋の真下に立って談笑している。もう1枚の写真には、バーベキュー後に残された買い物かごや鉄板、コンロなどのほか、食べた後のゴミが散乱していた。
コンロは横倒しになって煙が出ており、別の写真では、火が点いた炭が赤々と燃えている様子が写っていた。
これらの写真は、近くで釣りをしていた人が2021年8月9日にツイッターへ投稿した。
投稿者はツイートで、バーベキューの道具を丸々忘れているとして、コンロについては、「ガッツリ火をつけたまま、この爆風で河原の草木に引火しかねなかった」と疑問を呈した。コンロの火は、投稿者が消したといい、放置された道具はホームレスの人たちが持って行ってしまったという。
現場にいた男女らは、品川ナンバーの車で来たといい、投稿者は、バーベキューの道具などを取りに来るように呼びかけている。
この投稿は、大きな反響を集め、「拡散希望」とうたっていたためか、4万件以上もリツイートされている。
投稿者は11日、J-CASTニュースの取材に対し、当時の状況を説明した。
それによると、投稿者が9日14時ごろに釣りに来ると、男女らはすでにバーベキューを始めていた。音楽をかけ、歌ったり騒いだりと、盛り上がっていた。大学生ぐらいから30代ぐらいまで十数人がおり、中には、幼い子供を連れた夫婦もいたという。