屋内熱中症には気をつけて。
いやー、暑いですねー。なかなか梅雨が明けないなとじりじりしていたのに、いざ梅雨が明けたら連日の猛暑。みなさん、熱中症対策はしっかりしておきましょうね。ほら、水飲んで、塩なめて!
熱中症というと屋外にいるとなるという印象がありますが、最近では屋内での熱中症も増えているとのこと。その割合、なんと40%に及ぶそうです。
基本的に家で仕事をしているフリーライターの僕は、「あんまり外出ないから大丈夫だろう」と思っていましたが、家の中でも熱中症になるなんて! エアコン常時付けっぱなし+扇風機ガンガン回し+水大量摂取で仕事してますけど、確かにたまにくらっとするときがありますから、要注意かもしれません。
そこで、室内での熱中症対策として、最近巷で流行している冷却ガジェットを使ってみました。まずはソニーの「REON Pocket 2」を試してみましたよ。
使い方は簡単。冷却レベルは4段階
REON Pocket 2は、首に着けるタイプのウェアラブルサーモデバイス。冷たくなるだけではなく温かくもなる、温冷仕様のガジェットです。以前、冬場にその温かさを試してみましたが、今度は冷却性能をチェックしてみます。
本体の裏側にあるステンレススチールの部分を首の後ろ辺りにセット。別売りのネックバンドを使えば、簡単に装着できます。
装着する際は、首回りに余裕がある服を着ましょう。周囲の空気を取り込んで冷却するため、首回りに余裕がないとその性能を発揮できません。ワイシャツよりもTシャツがいいでしょうね。
スマホに専用アプリ「REON POCKET」をインストールして、本体とペアリング。操作はこのアプリから行ないます。
冷たくするには「COOL」モードで稼働させます。レベルは4段階。まずはレベル2からスタートしてみました。
最初のうちはヒンヤリしていましたが、時間が経つと慣れてしまうのか、あまりヒンヤリ感がなくなってきました。
ということで、レベル3に。おう、冷えてきた冷えてきた! と、それと同時に本体のファンもうなりを上げています…。首元にあるので、この音が結構気になりますね。特に屋内で使っていると。
レベル3でも、10分くらい経つとやはり冷たさを感じにくくなってきます。レベル4まで試しましたが、やはり長時間冷たさを感じるのは難しい感じですね。
このような状態を解消するために、REON POCKETには「WAVE」という機能があります。これは冷却温度を自動的に上下させることで、冷感を持続させるというもの。このモードを有効にしておくと、割と冷感が持続したように感じました。
使い方および操作は特に難しいところはありません。充電さえしておけば手軽に使えるのはいいですね。
冷たいけれど局部的な効果
REON Pocket 2を付けて家で仕事をしてみましたが、確かにREON Pocket 2が当たっている部分は冷たく感じますが、身体全体が冷えるという感覚はありません。あくまでも首筋の辺りが冷たいだけ。冷却部分の面積が狭いですからね。こんなものでしょう。
また、「WAVE」モードで使用しているとファンの音が大きくなったり小さくなったりするのが気になります。かなり頑張ってる感あります(つまり、結構耳に付くということ)。
本体バッテリーでの連続使用が1時間というのもちょっと気になりました。できればもうちょっと長く使えるといいんだけど。おそらくHOTのときのヤケド防止なのかもしれません。
USB充電しながらでも使えますが、ケーブルが邪魔なのであまりしたくないんですよね。もうちょっと長く使えるようになるといいなと思います。
エアコン+扇風機の補助的な役割が適任
冬場に使ったときは「結構温まるなー」と思っていたのですが、夏場の使用は今一歩という感じ。エアコンなし、扇風機なしの室内でこれだけで涼もうと思っても無理でしょうね。あくまでも、今の環境に加えてちょっと涼しさアップという感じのガジェットでしょうか。
ただ、これであんまり身体を冷やしてしまうのもどうかと思うので、その辺りはちょうどいい按配なのでしょう。
ちなみに、僕のオススメ設定は、Coolのレベル2で、WAVEとAUTO(装着している人の動きに合わせて温度を変えてくれる機能)をオンにした状態。適度に首の後ろがヒンヤリして快適です。ぜひ、お試しあれ。
Photo&Image: 三浦一紀
Source: ソニー