いきなりだが「うどん」を連呼してみてほしい。なんだかあるポケモンの名前が浮かび上がってこないだろうか。
うどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんうどんやどんやどんやどんやどん……そう、ヤドンだ!
ヤドンは、ピンクの身体とトボけた表情がとても可愛らしい通称まぬけポケモン。水辺に生息し、一日中ボーッとして過ごしているのだが、その脱力感がウケるのか意外とファンが多い。しっぽの先が甘くて美味しいという設定があるため、過去には悪の組織に乱獲されたことも……。
そんなヤドンだが、2018年12月に香川県をPRする「推しポケモン」に任命されている。うどんと名前の響きが似ているというのが主な採用理由のため、県とのコラボ商品はうどん関連グッズで溢れていた。ポケモンファンとしてそそられる商品がいくつもあったので、8月10日の「ヤドンの日」にかこつけて取り寄せてみたぞ。
・ヤドンのうどん(税込450円)
まずはこちら。可愛らしいパッケージとピンクの麺が目を引く「やどんのうどん」。パッケージには「シェルダーもかみつきたくなるほどのおいしさ」という、うまさの度合いがサッパリわからないうたい文句が。
ピンクと白の麺の量が絶妙のバランスで、うまく盛り付けるとまるでヤドンのしっぽのような見た目に。半ナマなので麺がつるつるモチモチとしていてとてもおいしい。鮮やかなピンクも天然の着色料なので安心して食べられる。
・ヤドンのオリーブうどん(税込470円)
香川県の小豆島は日本のオリーブ栽培発祥の地。その小豆島産オリーブの葉の粉末を練りこんだのが「ヤドンのオリーブうどん」だ。
茹でる前はうっすらとした色づきだったが、茹で上がるととても綺麗な緑色に。
オリーブの風味は正直感じられなかったが、コシのある麺はさすがさぬきうどんといったところ。見た目からして涼しげなので夏の暑い日なんかにはもってこいだ。
・ガラルヤドンのカレーうどん(税込1296円)
ポケモンファンにはお馴染みかもしれないが、実はヤドンというのは2種類いる。ポケモン初期から存在する通常のヤドンと、ポケモン界のガラル地方というところにのみ生息するガラルヤドンだ。
通常のヤドンのしっぽは甘いのだが、ガラルヤドンのしっぽはピリッとスパイシー。こういったヤドンの特性の違いを活かした商品が「ガラルヤドンのカレーうどん」だ。
カレースープをかけたうどんに、香川の伝統菓子「おいり」をトッピング。ヤドンのとぼけた顔とは裏腹に、カレーは結構本格的で後味はピリッとしている。
サラリとしているカレーが、もちっとした麺によく絡んでおいしい。家でここまで本格的なカレーうどんを食べられるだなんて、ヤドン要素を抜きにしてもまた購入したくなっちゃうなぁ。
どの商品もヤドンの可愛さや設定を楽しめるとともに、香川の良さを食を通して体感できる仕上がりとなっていた。ネットでコラボ商品を購入できるのは、前に紹介したイシツブテの商品と同じく2021年12月31日まで。気になった方は早めにチェックしてみてほしい。
こういった、推しポケモンを任命しPR活動をしてもらうというというのは「ポケモンローカルActs」というプロジェクトの一環だ。ただ、残念なことに8月10日現在の推しポケモンは1道6県の計7匹のみに留まっている。
今まで知らなかった地域の魅力をポケモンを通じて知ることができるとてもおもしろい取り組みだと思うので、これからどんどん全国に広がっていってほしい。
参考リンク:ポケモンローカルActs
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.