コロナ禍で需要が拡大し続けている冷凍食品業界。数ある商品の中でも人気の1つに挙げられるのが「味の素のギョーザ」だろう。なにせド直球でウマく、水と油いらずの手軽さで簡単に作れるのも最高だからだ。
まさにキングオブギョーザとも言える存在だが、なんでもこの夏に大幅リニューアルを敢行。しかも、発売から50年の歴史がありながら結構思い切って味を変えたという。売り上げNO1なのに味変とはかなりの冒険……これは気になる!!
・思い切った味変
そう思っていたところ、なんと発売前に味の素から新ギョーザが送られてきた。世の中「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という言葉もあるくらいだ。大手の味の素がリニューアルするくらいだから自信を持ってやっているはず。
となれば9割以上の確率で改悪になることはなさそうだが、はたしてニュータイプはどのような感じになっているのだろうか。手っ取り早く違いを確かめるべく、新旧餃子を食べ比べてみた。んで、もう結論から言ってしまおう。
・新旧食べ比べ
作り方はそのままに……
見た目もそのまま………
断面の見た目も何がどう違うのか分からなかった……だがしかし!
食べてみると全然違う。思い切って味変したとのことだが、想像以上に変化を加えたと思われる。というのも、噛んだ瞬間に肉汁がジュワリと溢れ出すのだ。巷にある肉汁爆弾系餃子に比べたら破壊力は劣るも、しっかりと肉汁の存在感を出してきていた。
感想を簡単に言うと、よりジューシーになってご飯が進む味という感じ。豚肉を約1.5倍に増量したらしいから、そのあたりが影響しているのかもしれない。それでいながら、老若男女誰が食べても美味しいと感じるラインを絶妙に攻めてきていた。
・どっちがウマい?
個人的には旧タイプも好きだが、新しい方がハッキリした味で好み。参考までに編集部メンバーにも新旧食べ比べをやってもらったので、一気にコメントを紹介したい。ちなみにどちらが新旧なのかは伝えておらず、素直な感想を聞いている。
サンジュン「味の素の餃子はよく食べてるんですけど全然違いますね。どっちもウマいけど、旨味が強いのは最初に食べた方(旧)かな」
砂子間「味違いますね。好みとしては旧です。新しい方は味が遅れてくるというか、旧の方はいつも食べている味でしたね」
佐藤「好みは旧。新しいのも美味しいんだけど、餃子らしさを感じたのは旧かなぁ」
和才「結構違いますね。好みとしては新しい方です。ゴリゴリにニンニクが効いてることなく、どっちも一般受けしそう。新餃子はシュウマイとか小籠包っぽい。餃子ってビールに合うイメージを持ってたんですけど、これは子どもが好きそうな味ですね」
羽鳥「全然味が違う。もう立ち上がり方が違うね。新餃子は食べた瞬間から味が強烈に口に入ってくる。分かりやすい味になっていて、旧を曇り空とするなら新は快晴。味が襲いかかってくるよね。これ、揚げても美味しそうだなぁ。美味しく感じるのは間違いなく新ですよ、ウン」
・買い時の目安は「イチキュッパ」
それぞれに好みがあって意見が分かれる結果となったが、日頃から餃子を食べに食べまくっている羽鳥は新餃子推し。しかも、ハッキリと新餃子を美味しいと断言したあたり、リニューアルは成功の未来となりそうな予感がする。
ちなみに新餃子の発売は8月8日から。値段は今のものと基本的には変わらず、平均すると税抜198円(税込213円)くらいでこれより安いとお買い得らしい。買いの目安はイチキュッパと覚えておこう。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.