2021年7月27日に行われた東京五輪男子卓球4回戦で、張本智和選手(18、世界ランク4位)が敗退したことを報じた読売新聞(ウェブ版)記事の見出しが、配信後に修正された。
当初の見出しでは、張本選手の対戦相手を「目立った成績のない選手」と表現。これに、ネットユーザーから「失礼」との批判が寄せられていた。
「格下の選手に敗退」と見出し修正
27日の試合で張本選手はスロベニアのダルコ・ヨルギッチ選手(22、世界ランク28位)に敗れた。これを報じた読売新聞のウェブ版記事(27日20時34分配信)は、当初見出しを
「世界ランク4位の張本智和、目立った成績ない選手に4回戦で敗れる」
として配信し、同紙のツイッターアカウントでも同様の見出しで配信した。
この見出しをめぐってネット上では、「対戦相手に失礼」「敬意に欠ける」といった批判の声が出た。記事を配信した読売新聞のツイートにも、見出しに否定的なリプライが複数投稿されていた。
その後、当該記事の見出しは「世界ランク4位の張本智和、格下の選手に4回戦で敗れる」と修正された。27日21時15分に、見出しが変わった記事が再び同紙ツイッターで配信されていることから、修正はそれまでに行われたとみられる。
J-CASTニュースは7月29日、読売新聞グループ広報部に見出し変更の経緯について取材で尋ねたが、回答は「個別の記事に関する編集についてのご質問には、従来お答えしていません」というものだった。