中田敦彦出版で電子書籍に注目か – かさこ

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なんと中田敦彦氏が大手出版社抜きで自ら電子書籍Kindleで自伝を出版!

いち早くテレビに見切りをつけ、事務所にも見切りをつけ、オンラインサロンやYoutubeなど自ら稼ぐビジネスモデルを構築している中田敦彦氏だが、いよいよ出版にも!
発売当初はKindle全体部門で1位になるなど好調な出だしだ。

いよいよ出版社中抜きビジネスモデルもあやういかもしれない。
出版社で紙の本を出すのと、著者が自らAmazonで電子書籍Kindleを出すのと何が違うのか?
一番の大きな違いは印税だ。

出版社から紙の本を出したら、著者の印税は7%〜10%。
1000円の本なら100円しか著者には入ってこない。

しかしAmazonKindleで出せば、印税はなんと70%!
*読み放題対象にした場合
1000円の本を売って著者に700円が入ってくる。
出版社から出すより7倍もの収入が入ってくるのだ。

中田敦彦氏の電子書籍は1250円になっているが、これはなぜかというとAmazonKindleで印税70%にできる最高価格だからだ。
Kindleは99円から2万円まで価格を自由に決めることができるが、印税70%にできるのはなぜか250円〜1250円の間になっている。
だから中田氏は1250円という価格にしているのだと思う。
さすが戦略家だ。

ただ読み放題対象になっているので、月額980円払っているサブスクの人は無料で読むことができる。
しかし読み放題でもちゃんと印税は入ってくる。
月によって金額は変わるが、だいたい1ページ0.5円相場。
200ページぐらいの本なら100円入ってくる。

少な!と思うかもしれないが、わざわざお金を出して買いたいとは思わないけど読み放題対象ならちょっとみてみるかという層はかなりいる。
読み放題対象で読まれる印税もバカにならない。
私の場合も毎月Kindleの収入は、購入された印税と読み放題で読まれた印税がだいたい半々ぐらいの割合だ。
読み放題でも十分収入を得られるのだ。

しかもKindleならすぐ出せる。
私は2019年から100冊以上Kindleで電子書籍を出しているが、早い時だと原稿入稿してから3時間程度でAmazonで販売できる。
遅くても12時間〜24時間程度。
紙の本とは違いタイムリーな話題の本も出せるようになる。

まだまだ紙の本信仰があるが、一度電子書籍の便利さになれてしまえば紙の本を買うのがバカらしくなる。
買いたいと思ってポチれば、電子書籍ならすぐに読める。
場所もとらない。
スマホに何冊でもいれておけて好きな時によめる。
マーカーをつけたりすることも可能だ。

日本は物体信仰がすごいが音楽もCDがなくなった。
映画もビデオがなくなった。
ゆくゆくは書籍も紙ではなく、電子書籍が主流になっていくはず。

中田敦彦氏の電子書籍出版は著者が出版社を介さず直接本を出すきっかけになるかもしれない。

印税7倍も違えば、マスに売れなくても特定のファンやニッチなターゲットにある程度売れれば十分もとはとれ、しかも在庫リスクもないのだから。

中田敦彦氏の電子書籍参入で、電子書籍がますます注目される可能性大!

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